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【アメリカ】BHPビリトン コロンビアの国内避難民救済に30億円資金援助

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社会的弱者の救済を行う国際NGOのGlobal Communitiesは、世界最大の鉱業会社であるBHPビリトンの慈善活動法人BHP BILLITON Sustainable Communities(BSC)とのパートナーシップの1年間の活動を振り返り、成功していると総括した。

Global Communitiesは、国内避難民や社会的弱者の支援を行う国際NGO。世界34カ国で現在活動をしている。Global CommunitiesとBSCのパートナーシップは昨年から開始。コロンビアの国内避難民が集まる地域で、地方政府や現地企業と協働し、教育機会を医療サービスの提供や雇用創出を行う大規模な5カ年プロジェクト(プロジェクト名はANDA)を遂行している。現地でサービス提供を受けた数はすでに59,000人にのぼる。BSCは、ANDAに対して2860万米ドル(約30億円)の資金提供をしている。

BHPビリトンは、コロンビアに巨大なニッケル田や石炭田を有しており、資源生産において非常に重要な国だ。数年前には労使交渉が決裂してストライキに追い込まれるなど苦い経験も持つ。ANDAへの資金提供は、現地の政府や地域社会との良好関係を持ち、国際NGOと協働することでブランドイメージが高まるだけでなくNGOの活動を通じて地域社会の状況を深く理解することもできる。近年、地域社会への影響力の大きい資源業界では、ステークホルダーエンゲージメントの一環として、地域社会に対する社会貢献を行うことが増えてきている。社会的に意義のある活動が「ブルーウォッシング(人権に配慮したふりをして偽りのブランドをつくり上げること)」と言われないようにするためにも、同時に事業活動そのものが社会に与える負の影響を減らしていくことも欠かせない。

【団体サイト】Global Communities

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