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【中国】国務院下部組織、「CSR格付」のためのルールを発表

中国政府のCSR格付

中国政府は、企業の「CSR格付」を開始する。中国国務院の下部組織である中国企業評価協会の劉伝倫・CSR評価委員会執行主任は6月17日、「中国企業CSR評価準則」を発表した。

劉伝倫は、発表会の中で、「中国企業CSR評価準則」策定に関わった専門家、企業及び今回の発表会に参加した企業代表や、メディアの方々に感謝を述べた後、中国企業CSR行動の格付取得手続きに関する規定を発表した。

第一ステップ CSR格付取得条件に達した企業から中国企業評価協会に申請書を提出。
第二ステップ 中国企業評価協会の指導に基づき関係書類を提出。
第三ステップ 申請書が受理された企業から詳細格付書類を提出。
第四ステップ 実地調査。35名の審査員の中から2名を審査対象の企業に派遣し、書類、音声資料を収集し、アンケートも実施。
第五ステップ 審査委員会より審査、実地調査した2名の審査員を含め、最低5名の審査員より、審査対象の企業を投票評価。
第六ステップ 技術委員より再審査。技術委員は審査過程が科学的、規範的、且つ「中国企業CSR評価準則」に則っていることを確認。
第七ステップ 最少3つの主要メディアより格付を各方面に開示。開示期間中に企業に問題が発覚した場合、場合により格付取消。
第八ステップ 企業に格付証書を授与。一年間有効で翌年に延長申請可、格付アップ申請可能。
第九ステップ 正式発表。最少3つの主要メディアで評価結果を発表。
第十ステップ 追跡調査。問題発覚企業及び格付未取得企業のデータベースを作成。

格付は、債権格付のグローバル・スタンダードと同様、AAA, AA, A, BBB, BB, B, Cの7段階評価。AAからBまでは+、−を付すこともできる。BBB以上がCSR適格企業となる。A以上を取得すると、A企業サークルに属することができ、中国企業評価協会の援助もとで相互交流が図られる。

その他、CSR評価委員会は、今後、フォーチュン500に模した「グローバル500企業の中国CSRランキング」「中国企業CSR500」「中国上場企業CSR500」を発表していく予定。「中国企業CSR500」では、中国企業だけでなく中国国内の外資系企業も対象となる。「中国上場企業CSR500」は、中国の一部上場企業だけでなく、シンガポール、ロンドン、アメリカなど海外で上場している中国企業も対象となる。

【機関サイト】中国企業評価協会

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