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【イギリス】コカ・コーラ・エンタープライズ、持続的な成長への鍵はサプライヤーとの協働

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2014年6月26日に公表されたCCE(Coca Cola Enterprise:コカ・コーラ・エンタープライズ)のサプライヤーに関する調査によると、同社のサプライヤー企業はサステナブル・イノベーションのためのアイデアを追求する最善の方法として、サプライヤーの協働(87%)、消費者の協働(86%)、従業員の貢献(84%)を挙げていることが明らかになった。CCEはThe Coca Cola Company(コカ・コーラ)系列の最大手ボトラーだ。

この調査結果については6月下旬に開かれたCCEの年次サプライヤー・サステナビリティ・ウェビナーで議論された。同ウェビナーはCCEと150を超える同社のサプライヤーが、より効率的かつサステナブルな形で協働する方法について意見交換をする機会となっている。同ウェビナー内では、サプライヤーから持続可能な農業に向けたコラボレーションやサーキュラーエコノミー(循環型経済)を追求する働き方についての事例もいくつか共有された。

2014年、CCEはカーボン・フットプリントを18%削減することに成功したと発表したが、これは「飲料のカーボン・フットプリントを2020年までに3分の1にする」という同社の目標にまだ道半ばであり、目標達成のためにはサプライヤーの密接な協力のもと、バリューチェーン全体で取り組む必要がある。

CCEでサプライチェーン副責任者を務めるBill Douglas氏は「今回、我々のビジネスのコアとも言えるサステナビリティ上の重要課題について議論するウェビナーに、150ものサプライヤーが参加してくれたことは非常に嬉しいことだ。サプライヤーは我々のサステナビリティへの挑戦における重大なパートナーであり、バリューチェーン全体を通じたコラボレーションとイノベーションが持続可能な成長に必要不可欠だと信じている。」と述べた。

CCEは同ウェビナー内で2013年度の最優秀サプライヤーも発表した。この賞は品質、サービス、価値、企業責任、サステナビリティなどが考慮されたもので、CSI(Closure System International)社に贈られた。また、「最も成長したサプライヤー」にはAdare 社が、「最も持続可能で責任のあるサプライヤー」にはElectrabel GDF SUEZ社がそれぞれ受賞している。

CSIのCEOを務めるMarshall White氏は「我々はこの変化の激しい外部環境の中においても製品を維持し続けるうえで重要となるフレキシビリティを生み出すために、CCEと非常に親密に協力してきた。CCEの掲げるサステナビリティ目標を達成するためのサポートをしつつ、できる限り高いサービスレベルを維持していくことが我々の2014年の目標の一つだ。この賞が、消費者と強く協力しながら、サプライヤーとしてトップの質を保っていくという我々の使命を示してくれた。」と受賞の喜びを語った。

CCE社のように、サステナビリティ目標を達成するためにはサプライヤーも含めた自社のバリューチェーン全体における事業慣行の変革が欠かせない。そのためにはサプライヤーとうまく協働するための仕組みが重要となるが、Awardなどを通じて自社がサプライヤーに対してどのような行動を望んでいるかを示し、賞賛するという仕組みも有効な方法の一つだ。

【企業サイト】Coca Cola Enterprise

(※写真提供:Sue Burton Photography / Shutterstock.com

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