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【アメリカ】ハイアット社、WWFとの協働で水産物の責任調達に関するイニシアチブを発表

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ホテル業界大手のHyatt Hotels Corporation(以下、ハイアット社)は8月7日、世界自然保護基金(World Wildlife Fund、以下WWF)との提携のもとで、水産物の責任ある調達に関するグローバル・イニシアチブを発表した。当初の目標としては、2018年までに水産物の責任調達比率を50%以上まで高め、その一環として水産物の15%以上をMarine Stewardship Council(以下、MSC)やAquaculture Stewardship Council(以下、ASC)からの認証を受けた漁場や養殖場から調達する予定だ。また、絶滅危惧類の水産物の調達も取り除かれる。

ハイアット社のCEOを務めるMark Hoplamazian氏は、「我々は、サステナビリティ活動を実践による地球やコミュニティの健全性の向上に重点的に取り組んでいる。2018年までに当社が購入する水産物の50%以上を責任調達にすることで、ホスピタリティ業界に新たな基準が設定されるだろう」と述べた。

今回同社が発表した水産物の責任ある調達に関するイニシアチブの概要は下記の通りだ。

  • ハイアット社は同社が運営するホテルにおける水産物の責任ある調達に重点的に取り組み、当初はサーモン、エビ、ハタ、チリ産シーバス、マグロのような主たる種に集中的に取り組む。これには、MSC、ASC認証済みの漁場および養殖場からの調達を優先することが含まれる。また、ハイアット社はWWFと協力してその他の持続可能な水産物の特定にも取り組む。
  • 世界中のハイアット社のレストランおよび系列アウトレットにおいて、フカヒレの消費や調達を全面禁止する。
  • フカヒレ禁止に加え、WWFが絶滅危惧種に指定しているその他の水産物の調達を削減し、組織的に取り除く努力をする。
  • 食に関わるハイアット社の社員は、WWFと協働開発した水産物の持続可能な調達に関するトレーニングプログラムに参加する。
  • ハイアット社はWWFの支援を受け、グローバルでのパフォーマンスや進捗状況を測定する。

ハイアット社は、飲食に関わる業界のリーディングカンパニーとして”Food. Thoughtfully Sourced. Carefully Served(思慮深く調達され、丁寧に提供される、食)”という理念を掲げており、人々、地球、そして世界中のローカルコミュニティの人々にとってよりよい食の選択を提供することに重点的に取り組んでいる。

【企業サイト】Hyatt Hotels Corporation
【参考サイト】Food. Thoughtfully Sourced. Carefully Served

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