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【中国】建設現場の実体験施設で安全意識が大きく向上

construction

中国政府が北京に建造した1500平米もある大型施設「中国建設安全トレーニング体験基地」が人気を博している。2014年3月の営業開始以来、中国の運輸業界団体である海航グループやチャイナモバイルなど大企業のCSR責任者が基地を訪れ、実体験トレーニングを受けてきた。

安全トレーニング体験基地の目玉は、建設現場における危険を自ら実体験できるシミュレーション装置だ。ヘルメットをかぶり実際に落下物をぶつける、マンホールに落ちる、移動式ハシゴが倒れる、感電するなど、24の体験設備がある。中国建設工程社によると、高所からの落下、落下物衝突、感電、機械事故、穴への陥落、火傷が中国における六大事故要因となっており、センターはこれらの事故を防ぐことを目的としている。現在、中国での建設作業員は農民出身者が主体となっており、安全意識の欠如が課題となっていた。例えば、ヘルメットの実体験では、ヘルメットをかぶった後に本人に知らせることなく突然落下物を実際に落とし、ヘルメットがいかに大切であるかを身をもって体験させる。体験後には作業員は自ら正しくヘルメットをかぶるようになるという。

実体験による事故予防の効果は絶大で、体験後に作業員の事故予防規定違反率は50%減少したという。基地は毎日200〜300名の受入が可能、今年度だけで作業員1万人の訓練を実施する予定だという。同基地では、より多くの作業員が実体験トレーニングを受けられるようにするため、特別車内で実体験トレーニングを行う移動型実験施設の研究をすでに始めており、近い将来完成する見通しだ。

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