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【アメリカ】Amazon、AWSの運営を100%再生可能エネルギーへ 2015/01/01 最新ニュース

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AppleやGoogle、Facebookに引き続き、これまで再生可能エネルギーについては沈黙を保ってきたAmazonも、ついに11月の中旬に同社のクラウドサービス部門、AWS(Amazon Web Service:アマゾン・ウェブ・サービス)の運営を100%再生可能エネルギーにするという誓約を発表した。

IT業界ではここ数年、 AppleやGoogle、Facebookなどの大手企業らがGreen PeaceなどNGOなどからの圧力を受けて続々と再生可能エネルギーへのコミットメントを示してきたが、Amazonだけは他社とは異なり、態度を変化させることがなかった。

ところが11月、AmazonはついにAWSのサービスウェブサイト内で” AWS has a long-term commitment to achieve 100% renewable energy usage for our global infrastructure footprint.”(AWSは、グローバルなインフラのフットプリントにおいて100%再生可能エネルギー利用を達成する、という長期的なコミットメントを持っている)と公表した。

Amazonが提供するAWSは今や世界最大のクラウド・コンピューティングサービスで、Amazon自体のサービスはもちろん、米国ではFlipboardやNewsweek、Airbnbなど多大なトラフィックを持つ大手Webサイトの多くが同社のサービスを利用して運営されている。

Webサービスを運営する企業はAWSのようなクラウドサービスを利用するだけで自社サーバーの不稼働リソースを減らすことができ、結果としてコストやCO2排出量の削減につなげることが可能だが、それに加えてAmazon自体がAWSの運営にかかるCO2排出量を削減することで、同社のクラウドを利用しているIT企業は更に自社サービス運営に関わるCO2排出量を減らすことが可能になる。

一方、同ニュースについて報じているWIREDは、Facebookなど他の企業と同様にAmazonが実際に100%再生可能エネルギーに移行するにはかなりの年月がかかるとしたうえで、「世界最大のパブリック・クラウドカンパニーであるAmazonが100%再生利用可能エネルギーにコミットしたことは大きな前進だ」としつつ、「同社は他企業とは異なり目標達成に向けた具体的なロードマップを公開しておらず、どこまで本気なのかが分からない」というGreenpeaceのITアナリストGary Cook氏のコメントも紹介している。

WIREDの指摘するとおり、100%再生可能エネルギーへの移行にはかなりの年月がかかりそうだが、AmazonがIT業界全体、ひいては産業界全体に持っている影響力の大きさを考えると今回の発表はとても大きな一歩と言えそうだ。今後の同社の動向に期待したい。

【企業サイト】AWS and Sustainable Energy
【参考記事】Amazon Vows to Run on 100 Percent Renewable Energy

(※写真提供:Ken Wolter / Shutterstock.com

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