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【アメリカ】商品ラベルは消費者が貼る時代に。商品の透明性を上げるアプリ、OpenLabel 2015/02/09 最新ニュース

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「この商品は本当に安全だろうか?」店頭で手に取った商品のラベルを見ながら、ふとそんなことを考えたことがある方は多いのではないだろうか?

そんな消費者の疑問を解決してくれる革新的なアプリを開発している会社が米国にある。それが米国サンフランシスコに拠点を置くOpenlabelだ。同社のソリューションはとてもシンプルで、「ラベルはその商品のことを良く知っている消費者が貼ればいい」というもの。

OpenLabelは、ユーザーが商品に自身の商品に対する想いや懸念、評価などのレビューを追加することができるクラウドソーシングを活用したアプリだ。

通常、店頭に並ぶ商品のラベルには製造企業からの一方的な情報しか掲載されておらず、その多くは商品をよりよく見せるためのものになっている。しかし既に多くの消費者はそれらの情報が必ずしも信頼できるものではないことを知っており、本当のことを知りたがっている。ユーザーからのレビューを集めて商品の透明性を向上させ、商品購入時に消費者がより賢い選択ができるようにサポートするのがこのアプリの役割なのだ。

製造側がつけたラベルではなく、消費者ひとりひとりが自分の知識や経験に基づいて作成したラベルをどんどんと商品に張り重ねていくイメージだ。OpenLabelを活用すれば、その商品は環境に配慮されているか、原材料は何か、製造工場では人権が守られているか、商品の製造企業はどのように社会に貢献しているかなど、ユーザーが投稿した様々なラベルをもとにその商品の本当の姿をその場で確認することができる。

OpenLabelの使い方は簡単で、気になる商品を手に取ったらラベルのバーコードをスキャンするだけで、その商品に対して他のユーザーが投稿したコメントを読むことができる。また、自分の評価を投稿したい場合には、”I’d buy(買いたい)”、”I’d avoid(買いたくない)”を選択し、次にカテゴリを選択してからその理由を書くだけだ。投稿したい情報のカテゴリもEnvironment、Health & Safety、Politics、Qualityなど予め整理されており、とても利用しやすくなっている。

また、同アプリでは商品へのラベリング機能だけではなく、ユーザーが最良の購入意思決定をするためのサポートエコシステムがあり、ユーザーはニュースフィード機能を通して自身が信頼している企業や個人をフォローすることができるようになっている。

現在OpenLabelは14,000ブランド、計約2000万件の商品をカバーしており、既に130,000以上のユーザーからのラベルが集まっている。アプリはiPhone、Androidの両方で利用可能だ。

OpenLabelのようなサービスが増えるにつれ、もはや企業が消費者に対して隠しごとをするのはとても難しくなってきている。消費者が知りたいのは企業の「よい取り組み」ではなく「本当のこと」なのだ。「透明性」というキーワードにどこまで本気で向き合えるかが、次の10年を代表するブランドになれるかなれないかの境目となりそうだ。

【企業サイト】OpenLabel

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