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【国際】持続可能な企業がするべき5つのこと 2015/02/21 最新ニュース

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国連グローバルコンパクトは1月19日、持続可能な未来を実現するために企業が取り組むべきサステナビリティ活動の指針についてまとめたレポート“Guide to Corporate Sustainability: Shaping a Sustainable Future”を公表した。同レポートは企業のサステナビリティ活動において重要となる5つのポイントに焦点を当て、それぞれの要素が重要な理由や推進の方法、国連グローバルコンパクトの支援内容についてまとめたものだ。

国連グローバルコンパクトは、企業のサステナビリティ活動は自社の長期的な成功および市場の社会全体に対する価値提供を実現する上で必要不可欠だとしており、企業は国際的な原則に沿った責任ある事業運営と、自社を取り巻く社会を支援する行動をとる必要があるとしている。更に、サステナビリティを企業のDNAに深く浸透させるためには、企業は最大限のコミットメントを示し、自身の努力を毎年報告し、自社のコミュニティへの貢献することが求められるとしている。

レポート内で言及されている、持続可能な企業がするべき5つのポイントは下記の通り。

  1. Principled Business(道義的なビジネス)
  2. Strengthening Society(社会の強化)
  3. Leadership Commitment(リーダーのコミットメント)
  4. Reporting Progress(進捗の報告)
  5. Local Action(地域における取り組み)

1. Principled Business(道義的なビジネス)

いかなる企業にとってもサステナビリティは誠実な経営、つまり人権、労働、環境、腐敗防止の分野における基本的な責任を果たすことから始まる。グローバルコンパクトの掲げる10原則は企業の社会的責任に向けた共通言語と、規模や複雑性、地域に関わらず全ての企業を導くための枠組みを提供している。

2. Strengthening Society(社会の強化)

持続可能な企業は組織の壁を越えて自社を取り巻く社会を支えるための行動を取る。貧困、紛争、未就学労働、資源不足といった問題は事業の成功と存続に関わる戦略上の課題でもある。事業活動や投資、世界の隅々まで広がるサプライチェーンを通じ、企業は自社を取りまく社会状況が悪化してしまうと自身も繁栄できないことを分かっている。

3. Leadership Commitment(リーダーのコミットメント)

企業経営者は組織全体に対してサステナビリティは重要だという強い意志を示す必要がある。国連グローバルコンパクトへの参画には企業トップの公的なコミットメントと役員陣からの支持が求められる。また、リーダーシップとは、課題に対する経営陣の当事者意識、政策への適応、行政との連携、従業員教育とモチベーション向上、サプライチェーンの持続可能性向上、そして自社の活動および成果の報告といった重要な分野において主体的な行動を起こすことを意味する。

4. Reporting Progress(進捗の報告)

主な説明責任の手段として、国連グローバルコンパクトの加盟企業は一般的にサステナビリティ報告書やアニュアルレポートの一部に含まれている年次報告書Communication on Progress(COP)の作成が義務づけられており、国連グローバルコンパクトのWebサイトでは、28,000以上のCOPが閲覧可能となっている。

5. Local Action(地域における取り組み)

企業は国家や地域社会からの様々な期待を背負っており、企業が直面している課題の種類や支援する方法も多岐に渡っている。企業が草の根レベルでサステナビリティを実践するため、国連グローバルコンパクトのローカルネットワークは85ヶ国以上で研修やネットワーキング、パートナーシップ、アドボカシーなどを通じて企業を支援している。

現在国連グローバルコンパクトには160ヶ国にまたがる8,000以上の企業と約4,000の組織が参画しており、社会全体のサステナビリティ向上に向けて取り組んでいる。既に加盟している企業もそうでない企業も改めて上記5つのポイントを自社の事業活動と照らし合わせてみることで現状の課題が見えてくるはずだ。レポートの詳細を読みたい方は下記から。

【レポートダウンロード】Guide to Corporate Sustainability: Shaping a Sustainable Future
【団体サイト】UN Global Compact

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