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【国際】飲料業界の水・エネルギー利用効率は改善傾向

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大手のグローバル飲料メーカーらが集まり、飲料業界全体の環境サステナビリティ向上に取り組んでいる業界団体のBIER(Beverage Industry Environmental Roundtable)は2月12日、世界の飲料業界の水・エネルギー利用状況に関するベンチマーキング調査、"2014 Water and Energy Use Benchmarking Study"を公表した。8年目となる今回の調査結果では、エネルギーと水の利用効率において飲料業界で大きな改善が見られたことを示している。今回は業界内の6大陸から19社、1,700以上の施設が調査に協力し、これまでで最も包括的な調査結果が得られた。

調査によると、業界全体としては過去5年間で生産量は増加しているにも関わらず、水とエネルギーの利用比率は徐々に減少傾向にあることが分かった。また、施設レベルで見てもパフォーマンスの改善が見られ、施設の75%が水の利用効率で、58%がエネルギー利用効率の面でそれぞれ改善が見られたとのことだ。

Antea GroupのコンサルタントでBIERベンチマーキングプロジェクトマネジャーも務めるLaura Nelson氏は「これらの継続的なベンチマーキング調査の結果を通じて、飲料業界は透明性向上と資源管理に積極的に取り組んでいることが分かった。飲料業界の大手企業からのBIERへの参加が増えたことで、業界の広範な状況を反映した強力なデータを提供できるようになり、それが今回の調査をとても実りあるものにしてくれた」と語った。

飲料業界が業界全体として成長を続けながらも同時に水とエネルギーの利用効率を高め続け、よりサステナブルな事業慣行に移行していることはとても喜ばしい。BIERにはバカルディ、コカ・コーラ、ダノン、ハイネケン、ペプシコ、サントリーなど世界を代表する飲料メーカーが名を連ねているが、引き続きこれらの大手企業が業界を先導してサステナビリティに取り組んでいくことを期待したい。調査結果の詳細については下記から確認可能。

【レポートダウンロード】2014 Water and Energy Use Benchmarking Study
【団体サイト】Beverage Industry Environmental Roundtable

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