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【中国】サムスン電子がサステナビリティ経営を強化、事業用自動車をエコカーへ 2015/03/28 最新ニュース

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中国サムスン電子が、中国政府の環境保護の動きに呼応し、環境経営に力を入れている。2014年に発表した同社の環境保全計画では、天津、蘇州、恵州などでの運行している従業員送迎用の800車ほどのサムスンシャトルバスを全て入れ替え、公害が少ない天然ガス自動車や電気自動車へ変換していくことを決めた。

一般車に比べ、天然ガス自動車は約1割、電気自動車は2~3倍も単価が高い。その代わり、天然ガス自動車は、排気ガスが発生しないせず、騒音も普通車に比べ半分しか出ないため、大気汚染率は普通車の10分の1に抑えられるという。このエコカーへの転換動きは、中国サムスン電子が掲げる「サステナビリティ経営」プロジェクトの一環。グループ内の各工場に「グリーン経営委員会」という責任部署を設け、新技術の導入やエネルギーマネジメントを強化。原材料から輸送、廃棄物処理に至る全ての環境サプライチェーンを視野に入れ、製品の品質、価格、数量、設計など全ての要素を考慮に入れ、環境保護を製品開発の中心に据えた。2020年までに各法人工場当りの二酸化炭素排出量を2007年のより50パーセント削減し、廃棄資源の再利用率を95パーセントに達することを方針としている。同時に、中国サムスン電子は、3年連続で「企業環境責任報告書」の発行もしており、グリーン経営リーディングカンパニーとしてブランド形成を進めている。

例えば、蘇州にあるサムスン半導体では最近工場内にある6台ほどのシャトルバスがエコカーとなったことが分かった。4台が電気自動車、2台が天然ガス自動車だ。サムスン蘇州半導体は、毎日二つの工場の間で従業員を運び、10回ほど運行を行っており、総走行距離は月に約7,000キロにも及ぶ。電気自動車の運行に合わせ、工場に三つの充電ステーションを設置した。

また、サムスン蘇州半導体では、自主的に廃棄物再利用プログラムを実施し、排水汚泥からセラミックス材へと変化することに成功したことなどの結果、廃棄物の埋め立てを年間700トン削減、廃棄物のリサイクル率を95パーセント以上に改善、2014年には合計1000万度の節電、1400トンの石炭の節約、7万トン以上の節水などでも達成した。さらに、中国の主要な認証機関であるBEIJING UNITED INTELLIGENCE CERTIFICATIONのGB/T23331シリーズ認証において蘇州地域のトップ企業としての評価も受けた。結果、蘇州工業地域において「環境分野で最も責任のある企業」としての表彰も受けた。

中国サムスン電子は、環境保護と経済発展を両立させる「持続可能な発展」を実現に向けた取組を強化している。

【企業サイト】中国サムスン電子

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