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【アメリカ】サステナビリティの未来を形作る9つのテクノロジー 2015/04/01 最新ニュース

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 ゼネラルモーターズで再生可能エネルギー担当マネジャーを務めるRob Threlkeld氏が、同社の運営するオンラインメディアのFastLane上で、”9 Technologies Shaping the Future of Sustainability(サステナビリティの未来を形作る9つのテクノロジー)“と題して、近年の注目すべきサステナビリティ関連テクノロジーを紹介している。

 Threlkeld氏は、今やテクノロジーはコミュニケーションの方法から食べ物の注文にいたるまで人々の生活の全てを形作っており、それらのテクノロジーが人々の生活をより良いものにしていると断言することは難しいとしつつも、社会を良い方向に変え、サステナビリティを高めるためにはテクノロジーの活用することが必要不可欠だと語る。

 同氏は、記事の中で下記9つの最新テクノロジーを紹介している。これらは、従来のテクノロジーがどのように発展するかだけではなく、企業がどのように再生可能エネルギーを普及させようと考えているかが表れている。

1. ソーラー屋根板

 既に市場に多く出回っており、家庭やビルの屋根に設置可能で、ソーラーパネルと銅でできた薄膜セルの二重構造となっている。

2. ソーラー窓

 屋根だけではなく窓ガラスを活用したソーラー発電技術の開発も進んでいる。窓ガラスをソーラーパネル技術でコーティングすることで、電力を生産しながら光熱費の削減も可能になる。

3. ドローン

 最近多くのIT企業が開発に取り組み、注目を集めているのがドローンだ。Amazonがドローンを活用したデリバリーサービスのR&Dを公表して話題になったのも記憶に新しい。様々な用途が期待されるドローンだが、例えばドローンを活用すれば従来は難しかった地形の調査などに必要な空中画像・映像を収集でき、建設調査の初期段階やモニタリングに活用することができる。

4. 羽根なし風力タービン

 羽根なし風力タービンは発電機を回転のために薄い金属製の円盤を使用する。円盤の角度は風の強さや方向に関係なく回転するように調整され、バードストライク(鳥類が羽根に巻き込まれて負傷すること)も防ぐことができる。

5. 空挺風車

 空挺風車は航空路よりも低く、鳥の飛行高度より高い位置に設置され、高所で風を受けることにより1.5倍のエネルギーを生産可能となる。電力生成のためにエネルギーを集める凧のようなものだ。

6. ウインドスターク

 ウインドスタークは、小麦の茎のように動く茎のようなタービン畑だ。LEDで照らされたカーボンファイバーの茎が風になびき、運動エネルギーを蓄積し、人々はその独特な光景を楽しむことができる。

7. スマートフロアタイル

 スマートフロアタイルは、人の「歩く」という行為を利用して電力を生成しようとするアイデアだ。人通りの多い場所にタイルを設置し、それらのタイルは電力を生産するためのエネルギーを蓄積する。道を行き交う人々によって電気が生産され、日中に集められたエネルギーは夜間に蓄積される。

8. マイクログリッド

 別名「スマートグリッド」とも呼ばれるマイクログリッドは、既存の大規模な発電所からの送電にほぼ依存しない形で、自身のエネルギー供給源と消費施設をもつ小規模なエネルギーネットワークのことを指す。普段は大規模な送電網に接続されているが、嵐や停電などの災害時には接続を停止し、ローカルのエネルギー生成システムに切り替えることができる。

9. 垂直農業

 垂直農業は、高層建築物の階層や高層の傾斜面を使用して垂直的に農作物の育成を行う方法で、 植物は太陽光を模したLEDとともに自然光にもあたることができ、土地利用、汚染、水利用の大幅な削減が見込める。

 いかがだろうか?上記9つのテクノロジーの中には既に市場に出ている技術もあれば、現在実用化に向けて開発中のものもあるが、いずれも社会・環境のサステナビリティ向上に大きく貢献する可能性を秘めたテクノロジーばかりだ。このような革新的なサステナブル・テクノロジーを積極的に開発、採用することは将来の大きな競合優位性につながる可能性が高い。ゼネラルモーターズをはじめ、今後も各企業がどのような革新的なサステナブル・テクノロジーを市場に提案するのか、期待が高まる。

【参考記事】9 Technologies Shaping the Future of Sustainability
【参考サイト】FastLane

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