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【国際】RobecoSAM、DJSI2015に向けたアセスメントを開始。XRBLによるデジタルレポーティングを導入

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 DJSI(ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス)の格付を手掛けるスイスのSRI格付機関、RobecoSAM社が、3月末からDJSI2015の格付に向けたサステナビリティ・アセスメントを開始している。

 RobecoSAM社は毎年世界3,400社以上にアセスメントへの参加を呼び掛けており、その中にはアジア、中南米、東欧、南アフリカなど新興成長市場の800社も含まれる。アセスメントの評価が業界上位10%に入った企業は、サステナビリティ格付の中でも最も著名なインデックス、DJSI Worldに選定される。

 アセスメントは企業の長期的な価値創造に重点が置かれており、財務上重要となる経済、環境および社会、コーポレートガバナンスなどに関する100以上の質問を通じて企業のサステナビリティを評価する。サステナビリティに関するリスク、機会は業界ごとに異なるため、質問の半数は業界に特化した内容となっている。

 アセスメントのプロセスやインターフェースは毎年改善されているが、RobecoSAMは企業の報告にかかる負担を減らすため、今年からCSR関連ソリューションを手掛けるCRedit360およびWorkviaと協働してXRBL(eXtensible Business Reporting Language)を活用した新たなソフトウェアAPIを導入した。このソフトウェアにより、企業は自社のデータ管理プラットフォームからRobecoSAMのアセスメントプラットフォームにデータを移行することができる。

 このシステムにより、企業は報告にかかる手間や時間を減らすだけではなく、サステナビリティ関連情報をデジタルに移行することが可能となり、結果としてデータ全体の質を向上させていくことが可能となる。

 RobecoSAMでサステナビリティアプリケーション&オペレーション責任者を務めるManjit Jus氏は「企業のサステナビリティ評価・格付フレームワークの増加により企業の負担が増えている中で、我々はサステナビリティ情報収集の負担軽減を実現するパイオニアになれたことを誇りに思う。我々はサステナビリティデータの再利用性や比較利便性、情報の質全体の向上に向けてより多くの企業がデジタルレポーティングを実施することを期待している」と語っている。

 質問回答票の提出締め切りは5月28日までで、DJSI2015は9月10日に公表される予定。今年のDJSIには何社の日本企業が、そしてどの企業が選定されるのか、注目が集まる。

【参照リリース】RobecoSAM Launches Annual Dow Jones Sustainability Indices Company Evaluation
【参考サイト】Sustainability Indices Website
【企業サイト】RobecoSAM

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