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【アメリカ】ケンタッキー、ピザハットなどを展開するYum!、2014年度のCSRレポートを公表

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 ケンタッキー・フライドチキンやピザハット、タコベルなどのブランドを展開するYum!社が4月2日、食や人々、環境、コミュニティなど同社のCSR重点領域におけるパフォーマンスと進捗状況まとめた2014年のCSRレポートを公表した。

 レポートによると、Yum!の主要事業領域である「食」のCSRについては、2015年末までに店舗を展開する全ての国において提供するメニューの15%を1日あたり推奨カロリー摂取量の3分の1以下にするという目標を達成予定とのことで、さらに肥満を防ぐための低カロリー、低脂肪メニューの開発やナトリウムの使用量削減に取り組んでいる。

 また、同社は教育への投資も積極的に行っており、同社が世界中で展開しているオンライン学習プラットフォームでは2012年以降、3500万人以上の人々がオンライコースを修了しているほか、同社のAndy Pearson奨学金プログラムでは2003年以降米国で2500名に総額約600万米ドルの奨学金を提供してきた。2014年だけで230名に対して537,500米ドルの奨学金を提供している。

 さらに、地域社会への貢献としては2007年以降、国連の世界食糧プログラムと提携した民間の飢餓軽減プログラムとして世界最大となる同社のWorld Hunger Reliefプログラムを通じ、6億米ドル以上の現金と240億食分の食料を寄付している。

 レポートの公表にあたり、Yum!社のCEOを務めるGreg Creed氏は「CSRは我々の3つの象徴的なブランドを成長させるために極めて重要なものだ。私は、我々の進歩に誇りを持っており、これからも、高品質の商品を毎日届け、食、人、コミュニティ、環境において、我々の顧客やステークホルダーにとっての最大の関心事項でもある品質の高さ、信頼性の高さを提供するために、日々改善を続けていくつもりだ」と語った。

 同社は環境面の活動にも積極的に取り組んでおり、2015年末までに直営の新店舗については全てLEED認証取得予定となっているほか、同じく2015年末までに直営店舗のエネルギー消費量を15%削減する目標を掲げており、2009年以降既に1,200万トンのCO2排出量削減を達成している。さらに、同社は2017年末までに調理用のパーム油を100%責任ある持続可能なパーム油から調達することを宣言している。

 米国を代表するフードチェーンブランドを抱えるYum!は、「食」だけではなく、その先にある人々の生活を豊かにするべく、教育や環境など様々なサステナビリティ課題に積極的に取り組んでいる。同社のCSRレポートの詳細を確認したい方は下記からどうぞ。

【レポートダウンロード】Yum! Brands 2014 CSR Report
【企業サイト】Yum!

(※写真提供:TonyV3112 / Shutterstock.com

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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