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【アメリカ】P&G、年間2億3千万個のファブリックケア・パッケージに再生プラスチックを使用へ

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 米消費財メーカー大手のプロクター・アンド・ギャンブル社(以下、P&G)のファブリックケア部門は7月22日、同社の主要ブランドであるエリエール、ダッシュ、ノア、アンストッパブルなどに使用する年間2億3千万個分の容器に再生プラスチック、"Post Consumer Recyclate"(以下、PCR)を最大で50%使用するという新たな環境イニシアチブを発表した。この新たな容器は2016年上半期から店頭に並べられる予定だ。

 今回の取り組みを通じ、P&Gの同部門が使用するリサイクル素材は年間3.8キロトンまで増加する。P&Gは製品およびパッケージを100%再生可能なリサイクル素材から作るというビジョンとして掲げており、今回の取り組みも同社のコミットメントに向けた重要な一歩となる。

 P&Gグローバル・ファブリック・ホームケア部門の社長であるGianni Ciserani氏は「サステナビリティについては、我々は言葉よりも行動で示すべきものだと考えている。ファブリックケアブランドにおけるPCRの増加はあるべき方向への大きな一歩となる。我々はより質の高い製品を届けながらも、より消費者がサステナブルなブランドを選びやすくしていきたい」と語った。

 さらに、同氏は「私はリサイクル素材をグローバルに供給できる企業との連携により、この流れを将来に渡って継続したい。それにより、我々はより多くのブランドや地域において再生プラスチックの量を増やすことができる。リサイクルについては誰もが果たすべき役割を持っている。全ての場所においてパッケージ廃棄を根絶するという取り組みに皆さんにも参加していただきたい」と語った。

 P&Gはこの他にも過去1年半の間に洗剤のリン酸塩使用の停止やケニアにおけるコミュニティセンターの設置、デュポン社との提携による洗剤「タイド」へのセルロース系エタノールの使用などを実現しており、サステナビリティを製品戦略に統合する動きを進めている。

【参照リリース】Procter & Gamble Fabric Care Overhauls Packaging to Make 230 Million Bottles a Year out of Recycled Plastic
【企業サイト】Procter & Gamble

(※写真提供:Niloo / Shutterstock.com

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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