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【アメリカ】スターバックス、コーヒー農家に100万本のコーヒーの木を提供へ

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 米スターバックスは9月28日、高品質なコーヒー産業を支援するという同社のコミットメント拡大の一環として、新たにコーヒー農家に対して100万本のコーヒーの木を提供する取り組みを開始すると発表した。

 2016年9月まで、米国内の店舗で販売されているコーヒーパックが1袋売れるたびにコーヒーの木を1本植樹するという"Starbucks One Tree for Every Bag"キャンペーンを展開し、コーヒーの木に損害を与える病原菌の影響により高品質なコーヒーの生産が困難となった農家に対して新たなコーヒーの木を提供する。

 スターバックスはパートナーのSustainable Management Serviceと協働し、まずはメキシコ、グアテマラ、エルサルバトルのコーヒー農家の支援から開始する。現在同社は世界で6か所の農家支援拠点を設けており、2015年内にインドネシアのスマトラ、2016年にはメキシコと新たに2拠点増やす予定だ。

 同社はこれまでにも同様の農家支援プログラムを展開している。スターバックス・メキシコはTodos Sembramos Café(We All Grow Coffee)と呼ばれるコーヒーの木再生プログラムを実施し、18万本以上の病原菌耐性のある木をチアパスの60以上のコーヒー農家に提供し、コーヒー豆の品質および収穫の安定性を維持するためのトレーニングを実施してきた。2年目には更に36万本のコーヒーの木が寄付される予定となっており、合計50万本を超える支援が行われる予定だ。

 現在スターバックスは30以上の国からコーヒーを調達しており、同社の規模が高品質なコーヒーを調達できる理由となっている。そのため、同社はコーヒー産業全体の供給の安定性や農家の生活向上に対する投資は自社の社会的責任と位置付けている。

 これまでにスターバックスは7000万米ドル以上をコーヒー豆の倫理的な調達のために投資し、コーヒー農家のコミュニティ支援、気候変動の影響低減に向けた援助、長期に渡る安定した収穫量の確保や農家の生活安定に向けた支援に取り組んできた。今後も世界最大のコーヒー小売チェーンとして持続可能なコーヒー産業の実現に向けた取り組みが期待される。

【参照リリース】Starbucks Distributes One Million Coffee Trees to Farmers
【企業サイト】Starbucks

(※写真提供:Sergey Kohl / Shutterstock.com

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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