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【アメリカ】ペプシコ、サステナビリティ戦略の推進により3億7500万米ドルを削減

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 米飲料大手のペプシコは9月24日、水やエネルギーの使用量削減、包装、廃棄物削減などの環境・サステナビリティプログラムを推進した結果、2010年以降で3億7500万米ドルのコスト削減を実現したと発表した。ペプシコは同期間中に売上高および営業利益も10%以上成長させており、サステナビリティへの投資が事業と社会の双方に利益をもたらしていることを示した形だ。

 ペプシコによると、同社は2006年から生産単位あたりの水使用量を23%削減しており、既に2015年末までに20%削減するという目標を達成しているという。この取り組みにより2014年は約1700万ドルのコストを削減し、さらに同社は2014年の水使用絶対量を約10億リットル削減したとのことだ。

 また、同社の2014年の温室効果ガス排出絶対量は大幅な事業成長にも関わらず2008年時の排出量と同程度に抑制できており、代替燃料や電気自動車への投資などによりエネルギー効率は2006年時と比較して約16%改善しているとのことだ。
さらに、同社は2014年には埋め立て廃棄物の93%を削減し、廃棄物の90%をリサイクルおよび再利用するという目標を達成した。加えて包装量も前年と比較して8900万ポンド削減したという。

 上記の他にも、同社は消費者の健康促進の一環として食品や飲料に含まれるナトリウムや砂糖を減らす取り組みや、Sustainable Farming Initiativeを通じた農家支援、ペプシコ財団の慈善部門を通じて途上国に住む600万人の人々に安全な水へのアクセスを提供するなど、環境以外のサステナビリティ活動にも幅広く取り組んでいる。

 同社はPerformance with Purposeというビジョンを掲げており、サステナビリティを事業戦略に統合し、社会と環境に良い影響を与えることで長期的な財務パフォーマンスを高めるという取り組みを進めている。同社のサステナビリティ活動はCSRレポートに加えて新たにストーリーテリングを意識したインタラクティブなサステナビリティ専門マイクロサイトも立ち上げている。同社の取り組みは戦略、活動、報告に至るまでのプロセス全てにおいて参考になる点が多い。興味がある方はぜひ下記から確認して頂きたい。

【サステナビリティサイト】How will we
【参照リリース】PepsiCo Sustainability Initiatives Delivered More Than $375 Million in Estimated Cost Savings Since 2010
【企業サイト】PepsiCo

(※写真提供:BrooklynScribe / Shutterstock.com

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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