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【国際】WBCSDら、サステナビリティ報告に関するグローバル情報プラットフォームを開設へ

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 持続可能な開発を目指すグローバル企業ら約200社で構成されるWBCSD(World Business Council for Sustainable Board:持続可能な発展のための世界経済人会議)、CDSB(Climate Disclosure Standards Board:気候変動開示基準委員会)、Ecodeskは11月10日、世界のサステナビリティ報告に関する情報プラットフォーム、”The Reporting Exchange”を開設すると発表した。

 同プラットフォームが完成すれば、サステナビリティ報告に関する地域別、国別、そして国際的な基準やガイドラインを無料かつ多言語で一覧できるようになる。クラウドソーシングモデルを活用して情報を更新することで、常に世界中の最新の規制やルール、政策、実践、イニシアチブ、基準、コード、ガイダンスに関する情報にアクセス可能になる。

 現在世界にはサステナビリティ報告に関するガイドラインや規制、基準などが国際レベルのものから地域レベルのものまで数多く併存している。加えて新たなガイドラインの登場や既存ルールのアップデートなども頻繁に起こるため、サステナビリティ報告を取り巻く世界の概況を包括的に把握するのは非常に困難となっていた。

 The Reporting Exchangeは、そうした現状を分かりやすく整理し、世界のサステナビリティ報告の全体像を俯瞰できるようにすることで、企業に対してより統合的な報告および十分な情報に基づく意思決定を促し、投資家に対しても企業パフォーマンスやリスク、機会に関するより質の高い情報へのアクセスを提供することを目指している。

 同プラットフォームは主としてサステナビリティ報告を実施する企業における活用が想定されているが、投資家や規制担当者はもちろん、学術関係者やNGO、市民社会、そして新たな報告イニシアチブを開発中の団体にとっても有益な情報源となることが期待される。

 WBCSDにてRedefining Value Programのマネージング・ディレクターを務めるRodney Irwin氏は「我々は今回の取り組みは非常に重要だと考えており、この革新的なプラットフォームの開発にあたりEcodeskおよびCDSBと協働できることを嬉しく思う。企業の業績や透明性への要請は変化しており、それを受けて企業のサステナビリティ報告はより複雑で断片的な状況になり、企業は対処することが困難になっている。我々はReporting Exchangeがこのような状況を整理する上で役立つことを望んでいる」と語る。

 The Reporting Exchangeは2016年末にβ版がオープン予定で、一般ユーザーからのフィードバックを受けて2017年半ばに全世界においてリリース予定となっている。

【参照リリース】The Reporting Exchange – revolutionizing the reporting landscape
【団体サイト】The World Business Council for Sustainable Development (WBCSD)
【団体サイト】Climate Disclosure Standards Board (CDSB)
【企業サイト】Ecodesk

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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