Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【中国】第11回CSR国際フォーラム開催、政官民関係者が新たなCSRの概念を確認

harmony

 北京の釣魚台国賓館で11月27日、中国新聞社と中国新聞週刊社主催の「第11回中国CSR国際フォーラム」が開催された。このフォーラムは2005年から毎年開催されており、中国でも最も歴史のあるCSR国際フォーラムの一つ。会場には政官民の代表者が集い、中国のCSR発展に寄与した企業に贈られる「2015年責任ある中国栄誉賞」の表彰式も執り行われた。

 フォーラムでは、国務院僑務弁公室副主任、国家質量監督検験検疫総局エンジニア長、中華全国総工会書記処書記、商務部国際貿易経済協力研究院共産党委員会書記、国家工商行政管理総局企業監管局副局長など政府の要人もスピーチを行った。国務院僑務弁公室副主任の何亜非氏は、「現在CSRは、政府や市民、社会からの圧力であるに留まらず、企業が成長するための内在的な原動力に転じている」と強調。また、商務部国際貿易経済協力研究院の任鴻斌氏・共産党委員会書記は「中国企業の海外での持続可能力は依然としてまだまだの水準。中国政府は企業が海外で持続的に発展していけるよう政策をリードし、企業のソフトパワーの向上、コミュニケーション制度の整備、情報サービスやリスク警鐘の面での企業へのガイダンス提供などを強化しなければならないと述べた。さらに、中国における唯一の公式な全国規模の労働組合である「中華全国総工会」書記処の郭軍書記は、中国経済が労働集約型から技術集約型へと変わるため、労働力の質的転換を遂げるための労働合同法の改革が必要であると主張した。

 「2015年責任ある中国栄誉賞」では、中国石油化工集団、中国工商銀行、中国銀行、中国郵政備蓄銀行、サムスンチャイナ、BMWチャイナ、現代自動車チャイナ、バイエルチャイナ、キャタピラーチャイナ、シスコシステムズチャイナ、エプソンチャイナ、東風インフィニティ自動車、ポルシェ自動車販売チャイナ、アムウェイチャイナ、港華天然ガス集団、APPチャイナ、杭州華三通技術、華潤怡宝食品飲料、幸福人寿保険、常州市友晟電子、鈺誠国際ホールディングス、旅遊衛視など計20社が「2015年度責任企業賞」を受賞。また、シンガポールに本社を置く中国航油の陳九霖・前CEO、ウイグル自治区出身の元俳優で現在、社会企業を営む李亜鵬氏、女優の袁立氏に「2015年責任人物賞」が贈られた。さらに、今年は特別に政府機関に対する表彰も行われ、蘇州工業園区と成都市新都区に「2015年政府責任イノベーション賞」が贈られた。
 
【参照URL】第十一届中国企业社会责任国际论坛在京召开

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。