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【中国】国連および中国政府、2020年に向けた国連開発支援枠組みを公表。連携を強化

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 国連人口基金(UNFPA)中国事務所は1月12日、国連と中国政府の提携による2016年から2020年までの新たな開発支援枠組み、UNDAF(United Nations Development Assistance Framework)を公表した。

 この新たなUNDAFは国連中国支部と中国政府商務部により策定されたもので、今後5年間に渡る国連と中国の強固なパートナーシップとなる。この5年という期間は中国の第13次5カ年計画、および昨年9月に採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」沿って設定された。

 今後、UNDAFは2020年までの5年間で「貧困の削減および公正な発展(社会的弱者の生活水準向上、経済・社会・文化的機会の拡大)」「環境の改善およびサステナビリティ向上(環境保全および持続可能なグリーン成長による、よりクリーンで健康かつ安全な環境の実現)」「グローバルエンゲージメントの強化(中国および世界の相互の利益のために、グローバル企業における中国のエンゲージメント強化)」の3つを優先分野として、中国の持続可能な発展を支援するための戦略的指針を提示する。

 今回の公式発表は、中国の第13次5ヵ年計画および、中国における持続可能な開発のための2030アジェンダの実行に向けてUNDAFがどのような貢献ができるかという対話の末に策定されたものだ。2030アジェンダでは17の目標が掲げられ、貧困の撲滅や繁栄・平和の共有、地球の保全など幅広いサステナビリティ課題が網羅されており、中国はそれらの目標実現に向けて世界の中でも主導的な役割を果たすことが期待されている。

 中国が世界に与える影響の大きさは経済面、環境面、社会面の全てにおいて年々増大しており、今後は国際社会の一員としての貢献が求められている。2020年に向けて中国がサステナビリティの分野でどのように世界をリードしていくのか、今後の動きに注目していきたい。

【参照リリース】Launch of the United Nations Development Assistance Framework 2016-2020: A renewed commitment to strengthen UN-China collaboration
【団体サイト】UNFPA

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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