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【国際】世界のリサイクル金属市場、2024年まで年4.8%で成長 2016/07/31 最新ニュース

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 市場調査大手の米Transparency Market Researchは7月8日、リサイクル金属の市場予測をまとめた報告書「Recycled Metal Market – Global Industry Analysis, Size, Share, Growth, Trends, and Forecast 2016 – 2024」を発表した。この報告書によると、リサイクル金属市場は2024年まで4.8%の年平均成長率で伸長し、2015年の3,129億ドル規模から、2024年に4,762億ドル規模まで推移する見込みだという。

 環境面の持続可能性がエンドユーザー市場の多くの会社から注目を浴びつつある中、近年、リサイクル資源の活用を進めるための方針刷新が多くなってきている。リサイクル金属市場の拡大の背景には、建設、自動車。機械製造といった産業でリサイクル資源活用への関心が高まっていることがある。また、二酸化炭素排出量の削減という喫緊の課題も環境に優しい原料の活用を後押ししているという。

 リサイクル金属市場は、北米、アジア太平洋、欧州、南米、中東、アフリカ諸国ごとの地域集計をしたところ、2015年には、アジア太平洋と欧州が市場の70%以上を占めている。アジア太平洋地域では、中国の市場規模が最も大きく、2024年までに成長率が最も高いと予測されているのはインド。また、アジア太平洋でリサイクル金属需要が高い国は、マレーシア、シンガポール、インドネシア、韓国、タイの5ヶ国。この5ヶ国は、経済成長率、GDPが共に高い上にに、自動車、建設、機械製造といった産業インフラ整備が進行しており、アジア太平洋におけるリサイクル金属市場を盛り上げている。

 一方、欧州でリサイクル金属需要が高い背景には、消費者や産業界の間で環境に対する関心が高いだけでなく、とりわけドイツやイタリアのような地域で各政府が厳しい規制や政策を課していることもある。また、中東・アフリカ諸国のリサイクル金属市場は、2024年までに大きなな成長率を遂げると予測されており、建設、自動車産業の拡大と、二酸化炭素排出抑制への関心が背景にあるようだ。

 鉄及び非鉄金属からなるリサイクル金属市場において、鉄のほうが非鉄金属よりリサイクル金属シェアが高く、建材、自動車、電気設備、産業機器などにで導入されている。一方、非鉄金属分野では、リサイクルアルミの需要が最も高い。

【参照ページ】Recycled Metal Market is Estimated to be Worth US$476.2 Billion by 2024; Global Industry Analysis, Size, Share, Growth, Trends, and Forecast 2016 – 2024: TMR

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