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【北米】衣料乾燥機向け環境規格が誕生。第1号取得はLGエレクトロニクス米国

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 LGエレクトロニクス米国は6月30日、同社のガス衣料乾燥機が世界で初めて、「家庭用衣料乾燥機サステナビリティ基準」を満たすCSA規格を取得したと発表した。今回取得したCSA規格は、カナダ規格協会(CSA)グループが発行する家庭用衣料乾燥機を対象とした新たな規格で、同日に規格運用が開始した。CSA規格は、会員企業が自発的に制定する任意規格だが、CSA規格の内容はカナダの国家規格として公式に採用される傾向にあり、実質的なカナダの公的規格団体となっている。また、今回の家庭用衣料乾燥機規格は、CSAグループの他、米国で準公的標準規格発行団体であるアメリカ保険業者安全試験所(UL)や米国家電製品協会(AHAM)と共同で立ち上げた規格であるため、米国・カナダ共通の実質的な公的規格と言える。規格番号は、「AHAM 7005-2016/CSA SPE-7005-16/UL 7005」。

 今回の規格では、環境面のサステナビリティを対象としたもので、使用材料、製造・事業運営、製品使用時の省エネルギー、イノベーションと乾燥時間、製品寿命の5つの領域で環境負荷を特定するライフサイクルアプローチが採用されている。今回規格認定を受けたLGエレクトロニクス米国のガス衣料乾燥機には、LGのTrueSteam™とセンサー・ドライ・テクノロジーという技術が用いられている。TrueSteam™は、高温スチームを強く吹き付けることでしわを最小限にするもので、単純に乾燥ドラムに水蒸気を吹き付けるよりも効果が高い。また、センサー・ドライ・テクノロジーは、水分や湿気を測定し、乾燥時間を自動で調整することで省エネルギーと乾燥時間の短縮を実現させる技術。CSAグループは、LGエレクトロニクス米国の衣料乾燥機は、米国環境保護局(EPA)のエネルギースター認証を取得するなど、環境に対する企業姿勢も高く評価している。

 CSRグループ、UL、AHAMは、この他4製品分野について共同規格を現在開発中で、2016年中にいずれもリリースされる予定。

【参照ページ】LG Electronics Gas Clothes Dryers First In World To Meet New Sustainability Standard
【参照ページ】First Sustainability Standard for Household Clothes Drying Appliances Developed

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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