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【ヨーロッパ】燃料電池・水素技術推進団体FCH JU、FCVトラックと関連インフラ投資で共同宣言。日本企業も2社

 燃料電池・水素技術推進欧州イニシアチブFuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking(FCH JU)の加盟企業・イニシアチブ等62団体は11月23日、持続可能な貨物輸送の実現に向け、燃料電池トラックや関連インフラの開発や製造に投資する共同宣言を行った。

 今回の共同宣言に賛同したのは、ロイヤル・ダッチ・シェル、ユニリーバ、トタル、リンデ・グループ、ダイムラー、エア・リキード、エアー・プロダクツ、BMWグループ、現代自動車、ハイネケン、エンジー、カミンズ、ミシュラングループ、スナム、フォルシア、バラード・パワー・システムズ、プラスチック・オムニウム、チャート・インダストリーズ、ワージントン・インダストリーズ、ITMパワー、スタットクラフト、DBシェンカー、イヴェコ、VDLグループ、フィアット・パワートレイン・テクノロジーズ、シンバイオ、ロッテルダム港、ドイツ技術者協会(VDI)、ALICE(Alliance for Logistics Innovation through Collaboration in Europe)、アラゴン水素協会、ラトビア水素協会等。日本企業では、トヨタ自動車と本田技研工業が参画した。

 今回の共同声明は、FCH JUと欧州水素・燃料電池推進イニシアチブ「Hydrogen Europe」が主導する水素トラックの導入推進プロジェクト「H2Haul」のアクションの一環として発表された。

 H2Haulは、ベルギー、フランス、ドイツ、スイスの4ヵ所で2019年より5年間、ゼロ・エミッション燃料電池トラック16台を試験導入するプロジェクト。イヴェコ、フィアット・パワートレイン・テクノロジーズ、VDL ETS等は、新型燃料電池トラック3種を設計、製造し、検証を行う。燃料電池システムは、ElringKlinger、Hydrogenics、Powercellが製造。2020年代の燃料電池関連市場の開拓と、EUの二酸化炭素排出量削減2030年目標への貢献を狙う。

 FCH JUは3月、水素トラックと関連インフラの供給準備が整ったと宣言済み。サプライチェーン上の44社が、2025年までに水素トラック5,000台から1万台の投入と、水素ステーション100ヵ所の整備を支援するとした。今回の共同声明では、目標をさらに前進。2030年までに、水素トラック10万台の投入と、水素ステーション1,500ヵ所の整備を見込む。

 また、FCH JUとローランド・ベルガーは、カンファレンス「EUROPEAN HYDROGEN WEEK」で水素トラックに関する欧州全土での市場潜在性を調査結果を一部公表。全容は12月に公開予定。

【参照ページ】Another Milestone In The Uptake Of Fuel Cell Trucks
【参照ページ】Coalition Statement On the deployment of fuel cell and hydrogen heavy-duty trucks in Europe
【参照ページ】EUROPEAN HYDROGEN WEEK

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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