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【イギリス】HSBC、2020年環境目標を上方修正。再エネ割合を2020年までに40%へ

 銀行世界大手英HSBCは4月27日、2020年までの自社のサステナビリティ目標を改訂し、その中で環境目標を上方修正した。同社は、2012年に初めて2020年までの中長期環境目標を設定したが、すでに達成が見えたとして、さらに厳しい目標を自らに課す。

同社の2020年サステナビリティ目標

テーマ修正前修正後
事業運営での再生可能エネルギー割合25%40%
廃棄物削減(2011年比)50%75%
紙使用量削減(2011年比)50%66%
正規雇用従業員一人当たりの年間二酸化炭素排出量(2011年時3.5t)2t
水使用量削減(2011年比)-50%
電気製品のリサイクル率(2011年比)-100%
電気製品のリサイクル率(2011年比)-100%
持続可能な紙調達割合-100%

 同社は英国に本社を置くが、地域別の従業員構成は、アジア53%、欧州26%、中南米9%、北米7%、中東・アフリカ5%。HSBCは、大英帝国時代に旧植民地であった香港で開業をしており、1991年に英国ロンドンに本社を移すまで、香港にある「香港本店ビル」に本社を置いていた。そのため、アジアでの比重がとても高い。したがって、サステナビリティ目標の達成でもアジアが鍵を握る。

 同社のサステナビリティ目標では、環境目標以外にも、顧客満足度、社員研修時間、従業員ダイバーシティ、女性管理職比率、金融犯罪防止のためのコンプライアンス、腐敗防止への取組などについても、定量測定と情報開示を行う他、英国現代奴隷法を始めとする人権尊重、サプライチェーン上のサステナビリティ活動の促進などについても報告を行っている。

 その中でも具体的な2020年目標を対外的に発表しているのは環境目標のみ。同社は銀行として、大量の紙を社内や顧客に対して発行しているが、それの抑制も大きなテーマ。また、銀行を支えるデータセンターでのエネルギー効率改善も重点テーマとしている。

【参照ページ】HSBC tightens environmental targets

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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