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【アメリカ】環境・サステナビリティ部署で活躍している人材像とは?

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企業の中で環境・サステナビリティ活動を推進しているリーダーらは一体どういった人々なのだろうか?そんな疑問に答えてくれる興味深い調査結果が公表された。

米国ワシントンに本拠を置く環境・サステナビリティ分野のプロフェッショナルネットワーク、National Association for Environmental Management(以下、NAEM)は1月21日、企業内のEHS(環境・健康・安全)・サステナビリティ関連部署で活躍する人材のスキルや知識、属性に関する最新の調査結果”Key Competencies for the EHS and Sustainability Profession”を公表した。

調査結果の公表にあたり、NAEMのExecutive Directorを務めるCarol Singer Neuvelt氏は「今日の企業でどのような人々が環境・サステナビリティ活動を推進しているかについての包括的な人物像を描き出したのは初めてのことだ。この調査は、人事や次世代育成に携わる人々にとって貴重な資料となるだろう」と語った。

同レポートは企業で環境・サステナビリティ活動に携わる345人のプロフェッショナルを対象とする調査に基づいており、彼らの知見や業務範囲だけではなく「ソフト」なスキルにも着目している。調査から得られた主な洞察は下記の通りだ。

  • 一連のコンプライアンス業務や汚染防止プログラムを統括するだけではなく、組織内の幅広い活動の管理に関わり、協働し、影響を及ぼしている
  • 組織内の地位が上がるにつれて、役割もより戦略的になる
  • 専門的な知識とビジネスマネジメントスキルの双方を兼ね備えている
  • 地位に関わらず、コミュニケーションスキルが決定的に重要なコンピテンシー
  • 事業とEHS・サステナビリティを統合するために、プロセスだけではなく人々を管理する能力も求められる
  • エンジニアリング、または科学専攻の出身者が最も多い
  • 管理職人材は、特定分野の専門家というよりMBAホルダーである傾向が強い

上記を総合すると、コミュニケーション能力に長け、環境・サステナビリティに関する専門的な知見と高いビジネスマネジメントスキルを基に、リーダーシップを発揮しながら社内外の人々を上手に巻き込みながら活動を推進している人物像が浮かび上がってくる。

Neuvelt氏によれば、今回の調査結果は現在NAEMが取り組んでいるEHS・サステナビリティ部署の、組織デザイン、スキル、人員配置に関する最新の研究を反映しており、次回のレポートでは、役職ごとの人材属性や行動の違い、キャリアパスに関する情報なども追加される予定とのことだ。

同レポートでは企業の環境・サステナビリティ関連部署でどのような能力、専門性、バックグラウンドを持った人材が活躍しているのかが詳細に描かれており、人事担当者はもちろん、将来この分野でキャリアを積みたいと考えている方にとっても多くの示唆を得ることができる内容になっている。レポートは下記から購入可能。

【レポート購入】Key Competencies for the EHS and Sustainability Profession
【団体サイト】National Association for Environmental Management

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