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【国際】バンクトラック、石炭投融資からの撤退を誓う「Paris Pledge」に最初に署名した6銀行を公表 2015/09/16 ESG

【国際】バンクトラック、石炭投融資からの撤退を誓う「Paris Pledge」に最初に署名した6銀行を公表

 金融機関の環境・社会への影響を監視している国際NGOのバンクトラックは9月3日、今年の12月に開催予定の国連気候変動パリ会議(COP21)に先立ち、金融機関として石炭関連投融資からの撤退を誓う「Paris Pledge(パリの誓い)」に世界で最初に署名した6つの銀行を発表した。

 今回Paris Pledgeに署名した世界で最初の銀行となったのは、オランダのASN Bank、ボリビアのBanco Fie、スウェーデンのEkobanken、米カルフォルニアのNew Resource Bank、そしてドイツのEthikbankおよびUmweltbankの6銀行だ。

 「Paris Pledge」はバンクトラックが今年の7月から展開している石炭産業への投融資の撤退を呼びかけるキャンペーンで、世界中の金融機関に対してCOP21よりも前に石炭からの撤退を表明することを求めている。

 現在世界100以上の団体および1,100人以上が支持を表明しており、サポーターの中にはレレインフォレスト・アクション・ネットワークやグリーンピース、オックスファム、350.orgなど多くの国際NGOも名を連ねる。

 今回署名した6銀行はいずれも既に石炭採掘や発電への投融資から撤退しており、同キャンペーンが始まった今年の7月から支持を表明していた。環境に責任を持つ金融機関としてのコミットメントを明確に示した形だ。各行の署名文はParis Pledgeのキャンペーンサイトから確認可能。

 また、バンクトラックは現在、同サイト上で石炭への投融資額が多いトップ20の銀行をリストアップしており、トップ10にはJPモルガン・チェース、シティ、RBS、バークレイズ、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーなど大手金融機関の名が並んでいる。日本からは14位に三菱東京UFJ銀行の名も挙がっている。

 気候変動対策に向けて銀行をはじめとする金融機関が果たすことができる役割は非常に大きい。石炭への投融資から撤退し、石炭プロジェクトを進める経済合理性がなくなることで、エネルギー企業らは事業方針を転換せざるを得なくなる。今回最初に署名した6銀行に続き、さらに多くの銀行が宣言を行うことが期待される。

【参照リリース】First six banks sign Paris Pledge to avoid finance for coal
【団体サイト】Bank Track
【参考サイト】Paris Pledge

株式会社QUICK ESG研究所

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