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【アメリカ】ターゲットとADM、CeresとWWFが展開する「AgWater Challenge」に加盟。水資源保護推進

 米ESG投資分野アドボカシーNGOのCeresと国際NGO世界自然保護基金(WWF)は10月17日、両団体が推進する食品業界の水スチュワードシップ・イニシアチブ「AgWater Challenge」に、米小売大手ターゲットと米食品大手アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)が加盟したと発表した。農業サプライチェーンにおける淡水資源の保護を展開する。

 AgWater Challengeは2016年発足。現在の加盟企業は、ペプシコ、ダノン・ノース・アメリカ、ケロッグ、ゼネラル・ミルズ、ディアジオ、ホーメル・フーズ、Hain Celestial Groupの7社。これに今回、ターゲットとADMが加わる。現在、世界の淡水消費量の70%は、食品業界によるもの。

 ターゲットは、カリフォルニア州では水アクション協同組合の加盟機関として持続可能な水管理を推進するとともに、他企業と共同しながらCeresの「Connect the Drops」キャンペーンを通じた政府へのアドボカシー活動を行う。また、ミシシッピ川流域では、「フィールド・トゥ・マーケット・フィールド・プラットフォーム」を通じて、とうもろこしと大豆生産においてスケジュールを設定し測定可能な水質保護・土壌改善目標を設定していく。アイオワ州では、「Practical Farmers of Iowa and Sustainable Food Lab」を通じ小規模農家のとうもろこしと大豆の二毛作を推進する。

 ADMは、2022年までに米国での小麦加工に回す小麦調達量の10%以上で生産農家での環境フットプリントの測定・監視プログラム「Field to Market projects」を実施する。これにより、間作や代替耕耘を行う農地を各々25%拡大する。イリノイ州では、50以上の農家に土壌栄養素喪失削減プログラム「Saving Tomorrow’s Agriculture Resources(STAR)」に基づく調査を2018年に実施。25%の農地面積が満点の5点を、半数以上の農地面積が3点以上を2018年までに取得できるようにする。

【参照ページ】Ceres and World Wildlife Fund Announce Target and ADM Join the AgWater Challenge

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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