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【アメリカ】再生可能エネルギーのクラウド・ファンディングサイト、政治家候補者にも出資可能に。

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The US Renewable Energy Association(米国再生可能エネルギー協会、以下USREA)は7月21日、同団体が運営する再生可能エネルギープロジェクトへのクラウド・ファンディング(インターネットを通じて一般人から出資を募る活動、またはそのために利用できるサービス)サイト、CrowdRE orgの出資対象を再生可能エネルギー推進派の政治家候補者まで拡大すると発表した。

CrowdRE orgはUSREAが運営するクラウド・ファンディング・ポータルサイトだ。従来の資金調達手法とは異なる資金調達オプションを提供することで再生可能エネルギー業界を支援することをミッションとしている。

今回、資金調達の対象が政治家候補者まで拡大されたことで、特定の候補者や政策を熱心に支持している支持者からの資金が流入することになる。

USREAの代表を務めるGerald Zack氏は「政治家候補へ出資するという考え方により、市民はどの候補者が自分の意見に最も沿うビジョンを提供しているかを判断できるようになる。我々は再生可能エネルギープロジェクトのクラウド・ファンディングや、政治的行動に対する資金調達といった新たな選択肢の創出に力を注いでいる」と語った。

CrowdRE orgを通じた資金調達の流れは以下の通りだ。再生可能エネルギープロジェクトが登録されると、それら全てのキャンペーンの要望やプロジェクトは個別に評価される。そして各キャンペーンはUSREAのアドバイザリーボードを通して再検討され、キャンペーンを成功させるのに必要な改善策などのフォローが行われる。もしキャンペーンの目標金額が達成された場合、そのキャンペーンは資金を受け取ることができるが、キャンペーンの目標金額を達成できなかった場合、USREAはキャンペーンの最後に寄付者として自身の判断に基づき寄付を行う。キャンペーンの成功・失敗に関わらずどちらの方法であっても、寄付者の努力は良い影響をもたらすことになる。

再生可能エネルギーのクラウド・ファンディングに、民間のプロジェクトではなく政治家候補者を加えるという新たな取り組みは、市民と政治のつながりが強い米国ならではの発想だ。再生可能エネルギーへの取り組みは政治家や政策が持つ影響力も大きく、再生可能エネルギーを推進したい市民にとってはとても有効な選択肢となる。

【参考サイト】CrowdRE org
【団体サイト】The US Renewable Energy Association

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