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【イギリス】FTSE4Goodインデックスが公表。フォルクス・ワーゲンは最低2年除外 2015/12/31 ESG

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 グローバル・インデックス提供機関のFTSEラッセルは12月8日、SRI(社会的責任投資)の代表的な株価指数であるFTSE4Goodインデックス・シリーズの半年毎のESG格付見直し結果を公表した。今回新たにFTSE4Goodグローバル・インデックスに40社が追加され、32社が除外された。

 今回の見直しでは、FTSEラッセルの評価および同社の独立したESGアドバイザリー委員会に基づき、排ガス規制試験の要求事項を回避するために不正なソフトウェアを使用していたことが発覚したドイツの自動車大手、フォルクス・ワーゲンがFTSE4Goodインデックス・シリーズの差し止め銘柄となった。

 今後、フォルクス・ワーゲンは問題の重大性やそれに対する企業としての対応状況、業界全体への影響を考察するFTSE社のControversy Monitorの評価を受けることになる。FTSE4Goodインデックス・シリーズの差し止め銘柄となった企業は、今後最低2年間はインデックスに採用されることはない。銘柄入れ替え後の新たなインデックスは12月21日の取引開始から有効となっている。

 今回新たに採用された40社および除外された32社は、FTSEラッセルのより厳格化した新たなESG基準に基づき選定されており、最も追加銘柄数が多かったのは米国で16社、次いで英国及び日本から4社だった。FTSE4Goodグローバル・インデックス採用銘柄数全体で見てみると、日本は米国の183社に次いで多い173社となっている。

 排ガス不正問題で世界中を震撼させたフォルクス・ワーゲンは、DJSI(ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス)に引き続き、FTSE4GOODからも外れることとなった。同社の一連の不正問題は、改めて企業ガバナンスの重要性を投資家および企業の双方に示した形だ。一方で、ESG基準の変更に伴い日本から新たに4社が採用されたことは嬉しいニュースであり、今後も同様の流れが継続することを期待したい。

【参照リリース】FTSE4Good Semi-Annual Review December 2015
【企業サイト】FTSE Russell http://www.ftserussell.com/ 
【関連サイト】FTSE4Good Index

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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