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【国際】食糧農業機関FAO、新たに13の世界農業遺産を登録。日本からも2件

 国連食糧農業機関(FAO)は4月19日、最近新たに登録された13の世界農業遺産(GIAHS)の公式祝賀会を実施した。GIAHSは、文化、景観、農業生物多様性等の保存価値が高く、長年継承され期待独自性農林水産業システムを登録する制度。今回の登録により、GIAHSは全部で50となった。GIAHSは、文字通りに訳すと「世界重要農業遺産システム」だが、日本では世界農業遺産と呼称されている。

 今回登録されたのは中国、エジプト、日本、韓国、メキシコ、ポルトガル、スペイン、スリランカ。日本からは、静岡県静岡市と伊豆地域が申請した「静岡水わさびの伝統栽培」、徳島県にし阿波地域の「傾斜地農耕システム」の2件。

 GIAHSの登録申請は、中国、日本の3ヶ国が積極的に実施している。日本ではこれまでに、石川県の「能登の里山里海」、新潟県佐渡市の「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」、熊本県の「阿蘇の草原の維持と持続的農業」、静岡県の「静岡の茶草場農法」、大分県の「クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環」、岐阜県の「清流長良川の鮎」、和歌山県の「みなべ・田辺の梅システム」、宮崎県の「高千穂郷・椎葉山の山間地農林業複合システム」、宮城県の「持続可能な水田農業を支える『大崎耕土』の伝統的水管理システム」。

 FAOによれば、GIAHSへの選定は生物多様性や、穀物品種の多様性維持に有効なことが明らかとなっている。またGIAHSは地域のマーケティングにも活用されており、例えば日本の佐渡米は、ブランド化により市場価格の2倍の価格設定に成功している。

【参照ページ】New unique agricultural heritage sites designated

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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