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【国際】GRI、一連のサステナビリティ報告活動を支援するツールセットを公表

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 サステナビリティ報告に関する国際ガイドラインのGRI(Global Reporting Initiative)は7月1日、GRIが提供するサービスを再整理し、サステナビリティ報告の品質向上に向けた一連のツールセット、"GRI Support Suite"を公表した。これはサステナビリティ報告における全ステップの支援サービスおよびツールを網羅したもので、レポート作成者およびレポート読者の双方がサステナビリティ報告から多くの恩恵を受けられるように設計されている。

 GRI Support Suiteには"Preparation"(レポート作成準備)、"Alignment"(ガイドライン対応)、"Communication"(コミュニケーション)、"Analysis"(分析)の4段階に区分されたコンテンツが用意されている。"Preparation"ではGRIガイドラインに対するガイダンスやセミナー・トレーニング情報、各種ツールなどが、"Alignment"ではContent Index Service、Materiality Disclosure ServiceなどサステナビリティレポートをGRIガイドラインに対応させるための各種サービスが紹介されている。また、"Communication"では作成したサステナビリティレポートのGRIグローバルネットワークへの告知やGRIレポートデータベースへの登録、"Analysis"ではデータ分析用のサステナビリティレポートリスト、XBRL対応のレポートリストにアクセスできるようになっている。

 レポート作成者はGRI Support Suiteを利用することでGRIガイドラインに準拠した品質の高いサステナビリティレポートをより簡易に作成できるようになるほか、作成したレポートをより多くの人々に見てもらい、サステナビリティデータから洞察を得ることも可能だ。なお、これらのコンテンツはレポート作成者だけではなく研究者やリスク評価を行う投資家、製品を選ぶ消費者など幅広いサステナビリティレポートの読者に対しても価値がある内容となっている。

 今年の6月、GRIはサステナビリティ報告を進化させるための新戦略として今後活動領域を拡大していくと発表していたが(※参照記事「【国際】GRI、次世代のサステナビリティ報告を形作る新戦略を公表」)、今回の一連のサポートツール公表もその一貫だ。戦略の一つでもあるMore Reporters and Better Reporting(報告の量と質の向上)の実現に向けて、より多くの報告者が同ツールを利用してサステナビリティレポートの質と利便性を高めていくことが期待される。

【参考サイト】GRI Support Suite
【参照リリース】GRI INTRODUCES SUPPORT SUITE  
【団体サイト】GRI

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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