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【イギリス】政府、ハンプトン・アレクサンダー・レビュー2018発表。女性取締役・経営陣ダイバーシティ

 英ビジネス・エネルギー・産業戦略省と政府平等室は11月13日、英大手企業の女性取締役・経営陣ダイバーシティに関する調査報告書「ハンプトン・アレクサンダー・レビュー(Hampton-Alexander Review)2018」を発表した。同レポートは、英「FTSE350」採用350社を対象としたもので、2016年に初発表後、3年連続で発表されている。今年の報告書でも、女性の取締役や経営陣をさらに増やすべきとした。

 ハンプトン・アレクサンダー・レビューは、2016年の初発表時に、2020年末までにFTSE350企業の女性取締役比率33%、経営会議メンバー及び経営会議メンバーの一つ下の上級管理職を含めた女性比率33%、及び女性取締役議長、女性独立取締役の増加という目標を設定。その後、毎年、目標に対する進捗状況が報告されている。

 今年の報告書では、FTSE350企業のうち、FTSE100にも採用されている上位100社は、ハンプトン・アレクサンダー・レビューの目標達成ペースで進んでいることがわかった。FTSE100全体では、女性取締役比率は、2011年は12.5%だったのに対し、2017年は27.7%、さらに2018年は30.2%に増加。経営会議及び上級管理職でも、2017年の25.2%から2018年は27%に向上した。一方、企業別では、女性取締役33%目標をすでに達成している企業は38社、達成ペースにあるのは16社、改善が必要なのは46社。経営会議及び上級管理職33%目標では、すでに達成19社、達成ペースは21社、改善が必要なのは59社だった。

 一方、残り250社では、向上が見られるものの、FTSE100企業よりは進捗が遅い。女性取締役比率は2017年の22.8%から2018年は24.9%に、経営会議及び上級管理職でも2017年の24%から2018年はわずかに24.9%にまで向上したにとどまった。

 同報告書では、FTSE100企業の評価ランキングも発表。下位5社は下から、メルローズ・インダストリーズ、プルーデンシャル、Smurfit Kappa Group、ロンドン証券取引所グループ、アントファガスタ。

 また欧州等主要国の女性取締役比率も合わせて掲載。フランスは41.4%と40%を超えており、ノルウェー38%、スウェーデン36%、フィンランド35.1%、イタリア34.7%、ベルギー32.5%、オーストラリア 31.4%と30%を超えた。米国は26.1%

【参照ページ】FTSE companies urged to appoint more women leaders
【レポート】Hampton-Alexander Review's 2018

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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