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【アメリカ】IRECのクリーンエネルギー人材育成プログラムに関する認定基準が米国標準規格へ

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Interstate Renewable Energy Council(以下、IREC)は6月20日、同団体が開発したクリーンエネルギーに関する教育・研修プログラム認定のための新たな基準が、ANSI(American National Standards Institute:米国規格協会)から正式にAmerican National Standard(米国標準規格)として認められたと発表した。IRECはクリーンエネルギーの普及・推進を目的として1982年に設立された非営利組織だ。

今回新たに認定された米国標準規格ANSI/IREC Standard 14732-2014 は、教育・研修プログラム内容がクリーンエネルギー業界で働く人材に必要とされる実務スキルとしっかりとマッチするように、IRECと業界内のリーダーらの協力のもとで開発された。今回の規格のもとで実施される認定プログラムは、大学や業界団体、営利団体や組合など様々な機関で実施される予定だ。

IRECのCEOを務めるJane Weissman氏は、「我々はANSIから認定を受けたことをとても誇りに思う。今回の認定は、IRECがベストプラクティスを体現し、本当の意味であらゆるセクターの声に耳を傾けてきたことの表れだ。米国標準規格に認定されることで、クリーンエネルギー業界のニーズに合致するスキルを習得できる高品質な教育・研修プログラムであるということを示すことができる」と語った。

また、IRECのCredentialing Program ディレクターであるLaure-Jeanne Davignon氏は「クリーンエネルギー業界の成長のためには、この業界を担うワークフォースの育成が非常に重要となるが、我々は人々が乱立する様々なグリーン認証に困惑しているのを見てきた。IRECは、有望な学生や雇用主、そして最終的には消費者が、業界が求める市場価値の高い人材を育成できる教育プログラムを識別できる方法を開発したかった」と語る。

クリーンエネルギー業界は世界のサステナビリティを牽引する成長市場として期待されているだけではなく、今後数十年に渡って多くの雇用を生み出す業界としても期待されている。しかし、高まる業界からのニーズに対し、クリーンエネルギービジネスの実務を担える人材の供給量は足りておらず、早急な人材育成も課題の一つとなっている。

今回新たにIRECの教育・研修プログラムの認定基準が正式に米国標準規格として認められ、クリーンエネルギー業界が求める人材要件に対する一つの明確な品質基準ができたことで、今後様々な機関がプログラム展開することで同業界の将来を担う人材育成が加速していきそうだ。

【団体サイト】The Interstate Renewable Energy Council, Inc.
【参考サイト】The American National Standards Institute

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