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【アメリカ】リーバイス、環境・社会起業家との協働プログラムに35万米ドル拠出。気候変動対策を推進

 アパレル世界大手米リーバイ・ストラウスは9月26日、アパレル業界のサステナビリティを高める取組を評価するプログラム「Levi Strauss & Co. Collaboratory」の受賞者を発表した。11人に合計35万米ドル(約3,800万円)が支給される。受賞者は「フェロー」と呼ばれる。

 同プログラムは、毎年特定のテーマの下、アパレル業界が直面する環境・社会分野でのソリューションを生み出している起業家を表彰するもの。2018年は「ウォーターフットプリント」をテーマとして、フェロー等とのワークショップを実施し、水利用量削減に向けた具体的な計画を策定した。これまでに、受賞歴のある持続可能なデザイナーによる美しい服の作成による余剰生地の有効活用や、エンドツーエンドの取引と追跡を可能にする縫製工場と繊維廃棄物リサイクル業者向けのデータプラットフォームの提供、製品配送方法の再開発等に取り組んできている。

 今年のテーマは気候変動。同社は2018年に1.5℃シナリオをベースとした二酸化炭素排出量削減目標を掲げ、野心的な気候変動アクションを発表する等、気候変動の低減や低炭素社会への移行、循環社会の実現を重視している。フェロー等はワークショップの後、気候変動対策ソリューションを提案し、受賞者にはリーバイ・ストラウスからの資金提供が行われる。

 リーバイ・ストラウスは、自ら定めたサステナビリティ目標を達成するため、同業他社を表彰し、資金を提供している。今回の受賞者も、米国、メキシコ、英国、エストニア、インド、香港と多様。縫製時の端布を用いてのアパレル・デザインを得意とする企業や、ベビー服の再利用販売、アパレル労働者へのサーキュラーエコノミー教育等、ビジネスを通じた気候変動緩和モデルを多数生み出していた。リーバイ・ストラウスは、それら受賞企業と連携していく戦略を採っている。

【参照ページ】Levi Strauss & Co. Funds Future Apparel Leaders

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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