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【オランダ】年金基金大手PFZW、米ソーラーシティの太陽光発電プロジェクトに大規模投資

 オランダ年金基金第2位PFZWの運用会社PGGMは5月2日、米太陽光発電大手ソーラーシティが進行中の太陽光発電プロジェクトに対して大規模投資を実施することを発表した。ソーラーシティは2006年、電気自動車世界大手テスラ創業者イーロン・マスクの構想に基づき従兄弟が設立した太陽光発電企業で、イーロン・マスクも同社の会長に就任。昨年11月にはテスラがソーラーシティを買収し、電気自動車事業と太陽光発電事業の融合を現在模索している。

 PGGMは、ソーラーシティのプロジェクトへの投資額を明らかにはしていないが、規模は2億ユーロ(約250億円)とも言われている。このプロジェクトでは、全米21州で合計275MW分の太陽光発電パネルを敷設することを計画している。PGGMはこれにより20年間の安定的な収益を得られるとの期待を表明した。

 PGGMは近年、低炭素社会に向けた分野への投資を加速させており、とりわけ再生可能エネルギーインフラに対して直接投資を行うことに力を入れている。その根拠として、戦略コンサルティング大手マッキンゼーが、2050年までに二酸化炭素排出量を1990年比で80%から95%削減することを迫られるとの報告書を挙げ、エネルギーシフトが過去30年の3倍のペースで進むだろうとの見方を提示している。PGGMは、これまでにもすでに欧州の太陽光発電所や風力発電所への投資を実施。今回米国での太陽光発電所に投資する背景については、投資のリスク分散のため、投資先の地理的分散を図りたい考えを見せた。今後も政策環境等が良ければ、世界中の再生可能エネルギーインフラに投資していきたいとの意気込みも示した。

【参照ページ】SolarCity deal new step in sustainable energy investments
【参照ページ】PGGM belegt in zonne-energie portefeuille van SolarCity

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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