Sustainable Japan QUICK ESG研究所

【国際】SSE加盟の証券取引所ら、サステナビリティ推進の取り組みをまとめたレポートを公表 2015/05/14 ESG

shutterstock_201983842

 企業と投資家のサステナビリティを推進する証券取引所らによる国際イニシアチブ、Sustainable Stock Exchanges(持続可能な証券取引所イニシアチブ、以下SSE)に加盟する証券取引所らが、SSEのフォーマットに沿い、それぞれ自身のサステナビリティ推進の取り組みを詳細にまとめたレポート”SSE Communication to Stakeholders“を公表している。

 責任投資やサステナビリティについて投資家や企業らステークホルダーと更なる対話を促進するのが目的で、SSE加盟証券取引所らがSSEを通じてこの種の刊行物を発行するのは今回が初めてとなる。

 SSE加盟証券取引所らはレポートの中で投資家や企業、従業員、市民社会などのステークホルダーから求められている情報の種類、独自のサステナビリティ理論や活動について詳細に説明しており、取引市場に参加しているステークホルダーに対してサステナビリティの推進を促している。各証券取引所がレポート内で回答している設問としては下記などが挙げられる。

  • コーポレートサステナビリティの理論的根拠、およびそれを推進する際の証券取引所の役割をどのように定義し、どのようにみなしているか。
  • 自身の市場においてサステナビリティを推進するにあたって、どのような目標を持っているか。
  • 自身の証券取引所に上場している企業のサステナビリティ報告をどのようにチェックしているのか。
  • 自身の証券取引所に上場している企業らにESG情報の開示を促し、未遵守を防ぐために、どのようなインセンティブおよび制裁を用意しているか。
  • どのようにサステナビリティ関連課題の解決に取り組む金融商品の開発を支援してきたのか。

 なお、SSEは加盟証券取引所に対して同レポートの年次報告は求めていないため、各証券取引所は新たな方針やサステナビリティ目標を設定したときなど必要に応じてレポートを更新すればよい。また、レポート作成あたってはSSEのスタッフが加盟証券取引所やPRIインベスター・ワーキング・グループと共同してコンテンツの開発にあたったという。

 SSEは、SSEに未加盟の証券取引所も含めて全ての証券取引所に対し、市場の透明性を実現しステークホルダーとのオープンな対話を促すために同レポートを活用するように薦めている。

 企業と投資家をつなぐ役割を果たしている証券取引所は、サステナビリティの推進及び各ステークホルダーとの建設的な対話を実現する上でとても重要な役割を担っている。現在下記からSSEに加盟している13の証券取引所のレポートを閲覧することが可能なので、興味がある方はぜひ見ていただきたい。

【参考サイト】SSE Communication to Stakeholders
【参照リリース】Stock Exchanges Engage Stakeholders on Sustainability
【団体サイト】Sustainable Stock Exchanges

株式会社QUICK ESG研究所

Facebookコメント (0)

ページ上部へ戻る