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【ヨーロッパ】ドイツ、オーストリア、スイス、サステナビリティ投資市場が過去最高規模に 2015/05/25 ESG

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 ドイツのサステナビリティ投資推進フォーラム、Forum Nachhaltige Geldanlagen(以下、FNG)は5月13日、”Sustainable Investment Market Report 2015“を公表し、ドイツ、オーストリア、スイスにおける2014年のサステナビリティ投資の市場規模は前年度比47%となる1975億ユーロに達し、過去最高を記録したと発表した。

 国別にみると、ドイツは前年比70%増、オーストリアが36%増、スイスが26%増となり、いずれも二桁成長となったほか、市場全体におけるサステナビリティ投資の割合が最も高かったのはオーストリアで、5.7%となった。

 サステナビリティ投資戦略の中身としては、投資基準に沿わない銘柄をポートフォリオから取り除く除外基準(Exclusion Criteria)の適用が主流となってきているほか、最も伸びが大きかったのはインパクト投資で、前年比で74%増加したという。FNGの統計によると、4.14兆ユーロに相当する軍需産業への投資は今やタブーとなっており、大量破壊兵器の除外基準が適用されている資産は数千億ユーロに上るとのことだ。

 また、FNGによれば、2014年は上記3か国において、8つのサステナビリティ投資戦略全てにおいて利益が生まれたという。FNGの執行役員を務めるClaudia Tober氏は、数あるサステナビリティ投資戦略の中でも除外基準やベストインクラス・アプローチ(Best-in-Class)、サステナビリティ基準の従来の財務分析との統合(Integration)が依然として最も重要な戦略だとの見解を示している。

 FNGは2005年以降、10年間に渡りFNG Market Reportの発行を通じてドイツ、オーストリア、スイスのサステナビリティ投資市場を分析してきたが、今年のレポートからははじめてエンゲージメント・議決権行使(Engagement and Voting)というテーマについても取り上げている。
 
 FNGのレポートが示すように、ヨーロッパにおけるサステナビリティ投資の市場規模はますます拡大しており、今や主流の投資手法となりつつある。

【レポートダウンロード】Marktbericht Nachhaltige Geldanlagen 2015 – Deutschland, Österreich und die Schweiz
【参照リリース】Sustainable investment markets in Germany, Austria and Switzerland reach record high
【団体サイト】Forum Nachhaltige Geldanlagen

株式会社QUICK ESG研究所

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