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【シンガポール】シンガポール証券取引所、上場企業によるサステナビリティ報告の透明性を強化へ 2015/05/26 ESG

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 シンガポール証券取引所(以下、SGX)は5月3日、世界的なサステナビリティへの関心の高まりを反映し、同取引所に上場している企業のサステナビリティ報告の透明性を強化する計画を発表した。SGXは今後、上場企業とサステナビリティ報告における「Comply or Explain(遵守せよ、さもなければ説明せよ)」原則の導入に向けた協議を開始する。これらの協議を通じて得られた情報は、新たな上場規則の作成や現状の上場企業向けサステナビリティ報告ガイドの見直しに活用される予定だ。

 シンガポールは世界を代表する国際金融センターとして高いコーポレートガバナンス基準やその実践で知られているが、環境、社会面も含めた報告範囲の拡大は、投資家向けの情報開示と透明性を更に促進することになる。SGXは投資家に限らずあらゆるステークホルダーからの意見を取り入れながら規則の作成や見直しを進めていく予定だ。

 SGXのCEOを務めるMagnus Bӧcker氏は「世界的に投資家や株主からのサステナビリティ報告に対する関心はますます高くなっている。サステナビリティ報告の正しい実践に向け、我々は新たな上場規則や、全ての利用者にとって分かりやすく有益なガイドの作成に向けて協議を通じてオープンに意見を取り入れていく。我々は上場企業の透明性の向上は投資家らを惹きつけ、彼らのより賢明な投資判断の手助けとなると信じている」と語った。

 SGXは5月から現状のサステナビリティ報告の取り組みに関するサーベイなどを通じて上場企業との協議をスタートしている。今後、機関投資家やサステナビリティ専門家らと連携し、2011年に導入されたサステナビリティ報告ガイドの改善点について話し合い、最終的には公聴会などを通じてあらゆるステークホルダーの意見を求め、新たな上場規則の作成とガイドの修正を行う予定だ。新規則およびガイドの適用は2017年度からを予定しているという。

【参照リリース】SGX Progresses on Sustainability Reporting
【企業サイト】Singapore Exchange

株式会社QUICK ESG研究所

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