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【スウェーデン】ナスダック・ストックホルム、新たにサステナブル・ボンドを公表 2015/07/10 ESG

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 スウェーデンの証券取引所、ナスダック・ストックホルムは6月9日、持続可能な事業やプロジェクトへの投資機会を提供するサステナブル・ボンド(持続可能な債権)のリスト、”Nasdaq Stockholm Sustainable Bonds“を新たに公表した。同リストには公開時点で12のサステナブル・ボンドが含まれており、総額は54億スウェーデンクローナ(約777億円)にのぼる。リストは随時更新され、今後新たな債券も追加される予定だ。

 ナスダック・ストックホルム上席副社長のMagnus Billing氏は「市場のニーズに応えるとともに、サステナビリティの分野における発展とイノベーションを正しく把握するために、この新たなリストを公開した。独立した第三者機関によるサステナビリティ評価と、一般に社債に求められる基準が組み合わさることで品質が保証される」と話す。

 今回のリスト発行にあたり、ナスダック・ストックホルムはESG調査・分析大手のサステナリティクスと協力してサステナブル・ボンドの評価基準を作成した。サステナリティクスは債権発行者に対してグリーン・ボンドやその他のサステナブル・ボンドの枠組みを開発する支援を行い、調達された資金が適切に運用され、また、第三者の審査を通じた透明性の高い方法によって報告が行われることを保証する。

 サステナリティクスのアドバイザリー部門のグローバル・ディレクターを務めるSimon MacMahon氏は「グリーン・ボンドやその他のサステナブル・ボンドには、資本をサステナブルなプロジェクトや事業に振り向けるための大きな可能性がある。流動的資産のカテゴリの一つとして、市場におけるサステナビリティ債券の地位を確立する必要がある。このような先端的な取り組みにおいてナスダック・ストックホルムと協働できることを嬉しく思う。この取り組みはサステナブル・ボンド市場の目覚ましい成長の上に成り立っている」と述べた。

 リストへの記載を希望する債券発行者はNasdaq Stockholm Rule Book for Issuers(ナスダック・ストックホルム債券発行者のためのルールブック)の遵守が求められるほか、資金の使途(債券発行により調達した資金がサステナビリティプロジェクトや活動に使われているか)、第三者意見(信頼できる外部機関に意見を求めているか)について審査を受ける必要がある。

【参考サイト】Nasdaq Stockholm Sustainable Bond List
【参照リリース】Nasdaq Stockholm to Launch Sustainable Bond List
【企業サイト】Nasdaq
【企業サイト】Sustainalytics

株式会社QUICK ESG研究所

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