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【日本】東芝、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスから除外 2015/08/12 ESG

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 S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは7月27日、同社の公表している社会的責任投資指数、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI World)から株式会社東芝を除外すると発表した。東芝は8月3日以降、DJSI Worldリストから外されている。DJSIは世界で最も有名なサステナビリティ・ベンチマークの一つで、世界16か国の投資家や資産運用マネジャーに利用されている。

 東芝は2000年以降継続してDJSI Worldに選出されていたが、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは今回の東芝の不正会計スキャンダルおよび経営層の一連の問題への広範な関与を理由に、DJSI Worldからの除外を決定した。

 S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスはDJSIの選定企業に潜在的な問題が発覚した場合、対象企業をDJSIの公開基準に基づいて自動的にMedia & Stakeholder Analysis(以下、MSA)にかけ、企業の問題への関与状況および管理状況を調査する仕組みを運用している。今回、DJSI委員会はこのMSAに従い、DJSIのガイドラインに基づき東芝の事例を検討した結果、最終的にリストからの除外という決定を下した。

 東芝はDJSI WorldおよびDJSI Asia Pacificから外された。除外は7月31日の市場取引終了後に行われ、8月3日から有効となっている。

 今年の6月からコーポレートガバナンス・コードの施行がスタートするなど、海外投資家からの日本企業に対するガバナンス強化への期待も高まるさなかで起こった今回の東芝の一連の不正会計スキャンダルは、日本はもちろん世界にも波紋を投げかけている。

 日本の経済成長を考える上では海外からの投資が欠かせないが、そのためには形だけではなく、真に実効性のあるコーポレート・ガバナンスを体現し、海外投資家の信頼を獲得する必要がある。東芝だけではなく全ての日本企業が変われるかどうか、投資家はその行方を見守っている。

【参照リリース】Toshiba Corporation to be Removed from Dow Jones Sustainability Index
【企業サイト】Dow Jones Sustainability Indices

株式会社QUICK ESG研究所

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