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【国際】世界の証券取引所の約4割がESG情報開示を要求 2015/08/21 ESG

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 国際取引所連合(World Federation of Exchanges、以下WFE)が世界の証券取引所向けに実施した調査”Exchanges and ESG Initiatives – SWG Report and Survey“によると、企業のサステナビリティ方針や活動を投資の際の意思決定材料とする投資家の数は増加していることが分かった。

 調査対象となった証券取引所の39%(56取引所のうち22)が、これまでに投資家からESG(環境・社会・ガバナンス)に関する質問を受けたことがあり、そのうち10の取引所はESG関連の問い合わせが増加していると回答した。企業および資本市場に対してESGの情報開示を規制する役割などを担う証券取引所を対象とした今回の調査結果は、国際資本市場においてESGの重要性がいかに高まっているのかを示している。

 同調査によると、証券取引所らは既にESG関連のイニシアチブなどに幅広く参画しており、全体の66%はこれまでのサステナビリティ活動に関する質問に肯定的な回答をしたとのことだ。また、規模の大きい証券取引所ほど、よりそれらのイニシアチブに参画する傾向があるという。ESG・サステナビリティに関する代表的な証券取引所イニシアチブとしては、国連グローバル・コンパクトとWFEのサステナビリティ・ワーキンググループが主導するSSE(Sustainable Stock Exchanges:持続可能な証券取引所イニシアチブ)が挙げられる。

 今回の調査はWFEのサステナビリティ・ワーキンググループが実施したもので、世界60の WFE会員のうち93%にあたる56の証券取引所から回答が得られた。調査対象となった証券取引所のうち約4割(37%)が上場企業に対し、コーポレート・ガバナンスに加えて少なくとも何らかのESG関連の情報の開示を求めている(義務・自主開示含む)ほか、19の証券取引所がサステナビリティ関連商品を提供もしくは提供予定であることも明らかになった。

 投資家によるESG・サステナビリティ情報の活用と企業によるESG情報開示は急速に進んでおり、両者をつなぐプラットフォームとしての役割を担う証券取引所のイニシアチブにはますます期待がかかる。

【レポートダウンロード】Exchanges and ESG Initiatives – SWG Report and Survey
【参照リリース】WFE Survey – Exchanges See Rising Investor Interest In Sustainability
【団体サイト】World Federation of Exchanges

株式会社QUICK ESG研究所

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