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【国際】クレディ・アグリコルCIB、HSBC、ラボバンク、グリーンボンド原則の付属書を提案へ 2015/08/24 ESG

【国際】クレディ・アグリコルCIB、HSBC、ラボバンク、グリーンボンド原則の付属書を提案へ

 フランスのクレディ・アグリコルCIB、英国のHSBC、オランダのラボバンクの大手金融機関3社は7月20日、社会的・サステナビリティプロジェクトへの更なる投資促進を目指し、Social Bond and Sustainability Bond Appendix(以下、SSBA)の発行を目的とする新たなイニシアチブを発表した。この付属書は2014年に開始されたグリーンボンド原則(以下、GBP)への統合を意図して作成されるもので、今後GBPの理事会に提出され、3社と協議をしながら検討が進められる予定だ。

 クレディ・アグリコルCIBとHSBC、ラボバンクの3社は、グリーンボンド、ソーシャルおよびサステナビリティボンド市場において引受業務を牽引する金融機関だ。3社は今回の付属書発行により、これまでの知見を活かして債券発行者や社会的側面を重視する投資家に対してソーシャルおよびサステナビリティボンドの発行に関する自主的なガイドラインを提供し、同債券市場の健全な発展に向けた透明性・公開性・清廉性を確保することを目指している。

 SSBAガイドラインは、ソーシャルおよびサステナビリティボンドを「新たな市場のさまざまな目的に適応するためにGBPを補足するもの」として定義している。同ガイドラインは、ソーシャルおよびサステナビリティボンドの利益を適切に報告するだけでなく、利益の使途やその配分にも焦点を当てて報告するよう求めている。またGBPと同様に最近の多様な債券発行者によるソーシャルおよびサステナビリティボンドの発行実績を礎として、将来的にさらに多くの発行者が社会的でサステナブルなプロジェクトに資金を向けられるような枠組みを提供するものだ。

 クレディ・アグリコルCIBのTanguy Claquin氏は「ソーシャルあるいはサステナビリティボンドの発行者は現在GBPを参考にしている。我々が発行したSSBAにより、こうした取引のより正確な定義が可能となり、市場を活性化することができるだろう」と語る。

 3社は、ソーシャルおよびサステナビリティボンド市場における透明性のある枠組みの必要性を指摘している。今回の付属書発行により、社会的利益を重視した投資が更に促進されることが期待される。

【参照リリース】Crédit Agricole CIB, HSBC and Rabobank propose an appendix to the Green Bond Principles for social bonds and sustainability bonds
【企業サイト】Credit Agricole CIB
【企業サイト】HSBC
【企業サイト】Rabobank

株式会社QUICK ESG研究所

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