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【インド】イエスバンク、二度目のグリーンボンド発行。再生可能エネルギーへ投資 2015/08/31 ESG

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 インド商業銀行大手のイエスバンクは8月5日、31.5億ルピー(約4700万米ドル)のグリーン・インフラ・ボンドを発行したと発表した。IFC(国際金融公社)が全額を引き受ける。償還期間は10年で、IFCが新興国のグリーンボンドに投資をするのは今回が初めてとなる。

 同債券により集められた資金は太陽光発電や風力発電などインド国内の再生可能エネルギープロジェクトに充てられ、KPMGのインド法人がグリーンボンド原則に沿って資金の使途を保証する。同行は今年の2月にインドで初となる100億ルピー規模のグリーン・インフラ・ボンドを発行しており、今回は二度目の発行となる。

 イエスバンクは今年の2月にインド政府の新・再生可能エネルギー省が主催した第一回目のRenewable Energy Global Investors Meet & Expoにおいて、2020年までに5000メガワットの再生可能エネルギープロジェクトへの資金調達を実現するという目標に国内の銀行として最初にコミットしており、今回の資金もその目標達成に向けて活用される。

 現在インド政府は2022年までに再生可能エネルギーによる発電量を175ギガワットまで拡充する計画を掲げており、目標達成に向けて多額の投資が必要となっている。イエスバンクのグリーン・インフラ・ボンドは再生可能エネルギープロジェクトへ資金を融通するための革新的な金融メカニズムとしての役割が期待されている。

 世界全体におけるグリーンボンドの発行額は2014年時点で既に約350億米ドル規模に達しているものの、インドのグリーンボンド市場はその中でも存在感が薄いのが現状だ。今回のイエスバンクによるグリーンボンド発行により、今後インドの再生可能エネルギー関連プロジェクトへの投資機会が拡大し、更なる資金融通が実現されることが期待される。

【参照リリース】YES BANK places INR 315 Crore (USD 50 MM equivalent) of Green Infrastructure Bond with International Finance Corporation, Washington
【企業サイト】YES BANK

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