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【ノルウェー】政府系年金ファンド、韓国ポスコ、大宇らを投資対象から除外 2015/09/07 ESG

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 世界最大の政府系ファンド、ノルウェー政府年金基金(GPFG)は8月17日、マレーシアのIJMコーポレーションとゲンティング、および韓国のポスコ、大宇国際の4社を投資対象から除外すると発表した。これらの企業がパーム油生産に関連し環境へ深刻な悪影響を与えているとの判断だ。

 今回の執行委員会の決断はノルウェーの倫理評議会からの助言に基づくもので、執行委員会はまだ助言内容の全ての側面に関する個別の評価は実施していないものの、投資対象から除外する基準は満たされていると表明している。

 倫理評議会はGPFGにあてた助言レポートの中で、「大宇国際および親会社のポスコは、インドネシアにおける熱帯雨林のパーム油農場への転用に関わる深刻な環境被害に責任がある可能性があり、許容できないリスクがある」と指摘している。

 GPFGは今回の除外決定に先立ち議決権行使などを含むその他の基準の採用すべきかどうかについても検討したが、最終的に執行委員会は今回の4社については投資対象から除外する以外の方法は適切ではないとの判断を下した。

 世界では気候変動対策の一環として機関投資家による化石燃料関連企業からの資金引揚げが相次いでいるが、今回は気候変動の一大要因とされているパーム油生産に関わる森林破壊を理由とする資金引揚げとなる。パーム油関連企業は早急に持続可能な事業活動へと転換を図る必要性に迫られている。

【機関サイト】NORGES BANK
【参照リリース】Decision on exclusion of companies from the Government Pension Fund Global
【レポートダウンロード】The Council on Ethics’ recommendations

株式会社QUICK ESG研究所

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