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【ヨーロッパ】欧州投資銀行、新たに6億ユーロの気候変動ボンドを発行 2015/09/14 ESG

【ヨーロッパ】欧州投資銀行、新たに6億ユーロの気候変動ボンドを発行

 欧州投資銀行(以下、EIB)は8月、新たに6億ユーロ(約820億円)の気候変動ボンド(Climate Awareness Bond、以下CAB)を発行した。今回の債券は年利0.5%、満期は2023年11月15日に設定されている。今回のCAB2023は同行が既に発行しているCAB2019およびCAB2026を補完するもので、これによりEIBのユーロ建てCABの合計発行額は100億ユーロ(約1.3兆円)に到達する。

 これらの取り組みはグリーンボンド市場の持続可能な成長を促すという同社の役割およびコミットメントに基づくもので、今年の12月に開催予定の国際気候変動パリ会議を前にしたEIBの重要な到達点でもある。

 既に発行している2つのCABと同様に、今回の新たなグリーンボンドもESG格付のoekom社によるSustainability Bond Rating(サステナビリティ債券格付)においてb+の評価を獲得しており、これは同社によるグリーボンド格付の中では最高評価となる。

 グリーンボンドの投資家内訳としては、地域別にみるとフランスが28%、ベネルクス(オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ)が27%と最も多く、次いで英国(12%)、北欧諸国(10%)、ドイツ(7%)と続く。また投資家のタイプとしては銀行が58%と最も多く、アセットマネジャーと保険会社は併せて37%となっている。

 EU全体の政策の重要なパートを担うEIBは、世界の気候変動プロジェクトに対する投融資において市場を牽引する存在となっている。EIBは2014年、融資総額の25%、190億ユーロを気候変動対策へと投じており、EUが掲げる2020年および2030年の気候変動目標達成に向けて、再生可能エネルギーやエネルギー効率化プロジェクトを強力に支援している。

【参照リリース】EIB adds third benchmark to its EUR Green Bond curve
【企業サイト】European Investment Bank

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