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【日本】GPIF、国連責任投資原則(PRI)に署名 2015/09/28 ESG

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 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は9月28日、資産運用においてESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みに優れた企業へ投資を行うESG投資の推進の一環として、同月16日に国連責任投資原則(PRI)に署名したことを発表した。

 GPIFは今年の4月に発表した中期計画の中でも、株式運用における考慮事項として、収益確保のために非財務要素であるESGの考慮について検討するという方針を示していた。

 ESGの取組みに係る基本方針の中で、GPIFは投資先企業におけるESGを適切な考慮は「被保険者のために中長期的な投資リターンの拡大を図るための基礎となる企業価値の向上や持続的成長に資するものと考える」としており、スチュワードシップ責任を果たす一環としてPRIに署名するほか、運用受託機関が行っている投資先企業へのエンゲージメントの中でもESGを考慮した企業価値の向上や持続的成長のための自主的な取組みを促すとしている。

 なお、ESGを考慮したスマートベータやアクティブ運用については過去の実績も踏まえて超過収益が見込めるという十分な根拠を得ることを前提に取り組むとしており、引き続き研究を継続するという。

 また、国内株式や外国株式の運用受託機関に対してはPRIへの署名状況について報告を求め、署名していない場合にはその理由を説明するよう求めるとのことだ。

 GPIFは今年度の第一四半期時点で運用資産額が約141兆円に達している世界最大の機関投資家だ。6月末時点での資産構成は国内債券が37.95%、国内株式が23.39%、外国債券が13.08%、外国株式が22.32%、そして短期資産が3.27%となっている。

 GPIFがPRIに署名し、ESG投資の本格的な推進を決定したことで、日本国内におけるESG投資の流れは大きく加速することが期待される。

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【参照リリース】国連責任投資原則への署名について
【機関サイト】GPIF

株式会社QUICK ESG研究所

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