Sustainable Japan QUICK ESG研究所

【アメリカ】MSCI、インデックス構成銘柄のCO2排出量を開示へ 2015/10/16 ESG

shutterstock_181242596
 世界最大のインデックス提供機関であるMSCI社は9月25日、機関投資家が保有するポートフォリオのカーボンリスクを測定・管理するため、同社の主要なグローバル指数の構成銘柄によるCO2排出量を報告すると発表した。

 MSCIは同社の代表的な指数であるMSCI ACWI、MSCI World、MSCI Emerging Marketsといった19の指数を皮切りに、16万以上の世界の株式指数のCO2排出量を今後順次発表していく。具体的には、MSCI ESGリサーチが同社の保有する炭素調査とMSCI ESGカーボンマトリックスに基づき、CO2排出量と濃度に関する下記3分野を測定する。

  • CO2排出量:指数連動ポートフォリオの100万ドル投資あたりの正規化されたCO2排出量
  • 炭素強度:指数連動ポートフォリオの生産単位あたりCO2排出量の効率性
  • 炭素強度の加重平均:炭素強度の高い企業リスクにさらされる割合

 また、ポートフォリオのカーボンプロファイルについて更なる洞察を求める投資家に対しては、MSCI ESGリサーチがカーボンリスク管理およびエクスポージャー指標に関する詳細な分析を付した統合的なカーボンリスクアセスメントを提供するという。

 MSCIでマネージングディレクター兼調査部門のグローバル責任者を務めるRemy Briand氏は「機関投資家がカーボンリスクに対する懸念を深めていることから、彼らのベンチマーク運用のポートフォリオにおけるCO2排出量調査に対する要望が強くなっている。当社の株式インデックスに対する標準化されたCO2の測定方法は、顧客が自身のカーボンリスクをより深く理解し、正確な削減目標を設定するのに役立つ」と語る。

 MSCIによると、近年ESGデータとインデックスに対する需要は急速に伸びている。MSCI低炭素インデックスに連動するETFは、2014年9月の設定以来、CO2テーマETFの総資産のおよそ80%を占めるほどに成長し、2015年7月現在の資産は4億6千万ドル以上に上っている。

【参照リリース原文】MSCI Reports Carbon Footprint of Indexes  
【企業サイト】MSCI Inc.  
【関連サイト】MSCI ESG  
【関連サイト】MSCI ESG Carbon Metrics

株式会社QUICK ESG研究所

Facebookコメント (0)

ページ上部へ戻る