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【チュニジア】チュニス証券取引所、国連持続可能な証券取引所イニシアチブ(SSE)に加盟 2015/11/11 ESG

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 チュニジアのチュニス証券取引所は10月25日、国連のSustainable Stock Exchanges Initiative(持続可能な証券取引所イニシアチブ、以下SSE)に加盟したと発表した。民主国家として健全な資本市場の発展に向け、上場企業のサステナビリティおよび透明性強化を目指す。

 チュニジアは2010年~2011年のジャスミン革命により独裁政権が崩壊し、政治的混乱が激化していたが、4つの市民団体で構成された「国民対話カルテット」が平和的な政治プロセスを確立し、国家を内戦状態から救い全国民の基本的人権を保障する憲法の制定を可能にした。このような多元的民主主義の実現に向けた多大な貢献を評価され、「国民対話カルテット」は2015年10月、ノーベル平和賞を受賞した。

 今回のチュニス証券取引所のSSEへの加盟は、民主国家としての新たな一歩を歩み始めたチュニジアがこれから持続可能な経済発展を実現していく上で大きな意味を持つ。

 SSEへの加盟にあたり、チュニス証券取引所のCEOを務めるBilel Sahnoun氏は「上場企業の透明性向上および環境・社会・コーポレートガバナンスに関連する課題へのコミットメント強化に注力していくつもりだ。証券取引所という立場から、我々は多様な市場ステークホルダーに対して企業のサステナビリティを促進する信頼できる処方者として行動できる」と語った。

 さらに、同氏は「2015年のノーベル平和賞によっても公認された民主化への移行の成功後、チュニジアは持続可能な経済成長および社会の一体化・安定化に向けて発展モデルを再構築する必要がある。それには資本市場の透明性と安定だけでなく、社会・環境面への取り組み強化が求められる。金融市場におけるキープレイヤーとして、チュニス証券取引所は自身の立場を最大限に生かして環境・社会・コーポレートガバナンス課題の意識向上に取り組み、持続可能な事業慣行を浸透させていく。SSEのパートナーになることを、とても喜ばしく思う」と述べた。

 チュニス証券取引所のSSEへの加盟は、2012年に加盟したエジプト証券取引所に次いで中東・北アフリカ(MENA)地域では2番目となる。一方、アフリカ全体としてはエジプト、ケニア、モーリシャス、ナイジェリア、ルワンダ、南アフリカに次ぐ7番目のSSEパートナーとなる。

【参照リリース】Tunis Stock Exchange joins UN initiative, focused on promoting sustainable economic growth
【企業サイト】Tunis Stock Exchange
【団体サイト】SSE

(※写真提供:eFesenko / Shutterstock.com

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