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【アメリカ】ゴールドマン・サックス、クリーンエネルギー投資を2025年までに1500億米ドルへ拡大 2015/11/13 ESG

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 米国大手金融機関のゴールドマン・サックス・グループ(以下、ゴールドマン)は11月2日、クリーンエネルギー分野への資金調達と投資の目標額を2025年までに1500億米ドルに拡大すると発表した。これはゴールドマンが2005年に設定したEnvironmental Policy Framework(環境方針枠組み)の刷新に伴うものだ。同社は新たに公表したポリシーの中で上記目標に加えて以下についても明言している。

  • 2015年までに事業運営全体および出張においてカーボン・ニュートラルを実現する米国最初の投資銀行となる。また、2020年までに環境に配慮した事業運営のために20億米ドルの投資を行い、再生可能エネルギーによる電力調達100%を目指す。
  • クリーン・エネルギー・アクセス・イニシアチブを立ち上げ、まだ再生可能エネルギーが行き届いていない市場に対し、より導入しやすく安価なクリーンエネルギーソリューションの普及を目指す。
  • ゴールドマン・サックス・環境市場センターを通じ、環境関連ソリューションへの資本流入を促進する革新的な金融メカニズムの可能性を示すプロジェクトに対して100億米ドルの助成を行う。

 ゴールドマンの会長兼CEOを務めるLloyd Blankfein氏は「我々は10年以上にわたって市場メカニズムに沿った健全な環境対策の支援を行い、気候変動問題に対する提言を行ってきた。環境分野への投資を拡大することで、革新的な金融メカニズム構築のために引き続き邁進していく」と語る。

 同社は2006年以降、クリーンエネルギーに650億米ドル、水災害分野に140億米ドル、グリーンビルディング認証を含む環境事業投資に33億米ドルの投資または資金調達を行ってきた。今回刷新されたポリシーでは、水関連分野、気候変動リスクの解決策、その他の環境課題に対する資本投入、グリーンボンドの組成や社会リスク管理なども含まれている。また、同グループの資産運用会社、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントもESG投資とインパクト投資の更なる強化を図るとしている。

 世界の金融業界をリードするゴールドマンの新たな環境経営方針の発表は、12月にパリで開催予定のCOP21における国際合意に向けたとても明るいニュース材料となった。今後も同社が責任ある金融機関として先駆的役割を果たし続けることを期待したい。

【ポリシーダウンロード】Goldman Sachs Environmental Policy Framework
【参照リリース】Goldman Sachs Announces $150 Billion Clean Energy Target by 2025 in New Environmental Policy Framework   
【企業サイト】Goldman Sachs
【関連サイト】Goldman Sachs Center for Environmental Markets

(※写真提供:ATGImages / Shutterstock.com

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