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【国際】アリアンツとABP、脱炭素化を推進するPortfolio Decarbonization Coalitionに加盟 2015/12/26 ESG

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 ドイツ生保最大手のアリアンツとオランダ公務員年金基金のABPは12月7日、ポートフォリオの脱炭素化を推進している機関投資家イニシアチブのPortfolio Decarbonization Coalition(以下、PDC)に加盟したと公表した。

 PDCはUNEP(国連環境計画)やスウェーデンの年金基金AP4、フランスのアムンディ、CDPらの共同出資により2014年9月に国連気候サミットにおいて立ち上げられたイニシアチブだ。今回アリアンツおよびABPが加わったことで、PDCへの加盟機関数は25となり総運用資産額は6,000億米ドルに到達し、PDCの目標額だった5,000億米ドルを一気に上回った。

 UNEPのエグゼクティブ・ディレクターを務めるAchim Steiner氏は「PDCの成功は、優れた投資家らは気候変動が彼らのポートフォリオに及ぼす潜在的なリスクを認識し始めていることを示す明確なサインだ。ポートフォリオを低炭素経済に整合させることで、彼らは世界が望む気候変動アクションにおいて鍵となる役割を果たしている」と語る。

 今回PDCに加盟したアリアンツの気候変動・脱炭素化アクションには、石炭投資からの撤退、ポートフォリオ全体におけるESG統合、再生可能エネルギーへの投資拡大などが含まれる。アリアンツは既に再生可能エネルギーに25億ユーロ以上を投資しているが、今後この投資額を少なくとも2倍に拡大する計画だという。

 今回アリアンツとABPという世界最大の機関投資家がPDCに加わったことで、機関投資家による脱炭素化への流れは更に加速しそうだ。COP21におけるパリ合意により世界の目指すべき方向性が一つに定まった今、化石燃料からの撤退、再生可能エネルギーの推進は多くの金融機関や企業にとって既定路線となりつつある。

【参照リリース】Allianz, ABP Join Portfolio Decarbonization Coalition, Aligning Portfolios with Low-Carbon Economy
【参考サイト】Portfolio Decarbonization Coalition
【企業サイト】Allianz
【企業サイト】ABP

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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