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【国際】UNEPとClimate Bonds Initiative、公的セクター向けグリーンボンド政策ガイドを公表 2016/01/04 ESG

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 UNEP(国連環境計画)とClimate Bonds Initiative(気候債券イニシアチブ)は12月9日、公的セクター向けのグリーンボンド政策に関するガイド”Scaling Green Bond Markets – Guide for the Public Sector“を公表した。

 同ガイドはClimate Bonds InitiativeとUNEP Inquiry into the Design of a Sustainable Financial Systemとの共同により作成されたもので、先進国・途上国双方の政策立案者に向けて、グリーボンド市場を拡大に向けて実施すべき幅広い種類の具体的なアクションについて触れている。

 具体的には、まず基本的なアクションとしてグリーン・プロジェクトのパイプライン確立、ローカルの債券市場の強化、公的機関による戦略的なグリーンボンド発行、およびグリーン基準の開発が挙げられている。また、それらの支援ツールとして公的機関による戦略的グリーンボンド投資、保証や劣後債務などを通じた信用強化、税制優遇などが、さらなる革新的な追加施策としてグリーン投資のリスク調整、中央銀行のオペレーションにおけるグリーン投資の優遇が挙げられている。

 また、同ガイドの中では政策立案を支援するためのグリーンボンド市場の拡大に向けた詳細な行動計画および世界のベストプラクティス事例も含まれており、UNEPはこれらの事例をどのように適用、ミックスさせるべきかについては各国のマクロ経済状況や政策の優先順位によって変わるとしている。

 2015年の世界のグリーンボンド市場は500億米ドルに到達すると推計されており、今後も新興国や途上国における持続可能なインフラ開発需要の増加などに伴い、グリーンボンド市場はさらに拡大していくことが予想される。しかし、グリーンボンド市場が今後も信用力の高い債券市場として健全に発展していくためには、債券発行体や金融機関だけではなく公的セクターによる政策的支援が不可欠だ。同ガイドにはそのための具体的なアクションプランが詳細にまとめられているので、興味がある方はぜひ参考にして頂きたい。

【レポートダウンロード】Scaling Green Bond Markets – Guide for the Public Sector
【参照リリース】Green Bond Policy Report ‘Scaling Green Bond Markets – Guide for the Public Sector’
【団体サイト】UNEP
【団体サイト】Climate Bonds Initiative

株式会社QUICK ESG研究所

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